もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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91:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:00:31.04 ID:4JAHijIv0
 
桃「シャミ、子……?」

シャミ子「待って待って、暴力ストップで! その最終奥義みたいなエフェクト解除してください!」

 無意識のうち、言われるがままに収束させた魔力を霧散させて。

 桃は声のする方向へ頭を向けた。見れば、遠くからシャミ子が手をわたわた振り回しながら走ってきている。

シャミ子「うわっ、なんで村のみんな倒れてるんですか? 寝てるだけ? ……まあいまはあっちが優先で!」

 そうしてぴょこぴょこと村人達を避けながら、シャミ子は桃の元までたどり着いた。

 桃はシャミ子の身体をざっと観察する。見る限り五体満足で、危うげなところも見当たらない。

桃「シャミ子……無事なの……?」

シャミ子「はい! 桃も……」

 と、お互いの無事を喜び合おうとして。

 シャミ子は桃の異変に気づいた。まぞくはあまり夜目が利かないので、この距離になるまで桃の惨状がよく見えなかったのだ。

シャミ子「ぎゃー! も、ももっ、桃の左腕が取れてるーーーー!」

 それどころではなく、いままさに自爆めいたことをしようとしていたのだが。

 どこかずれたシャミ子の発言に、桃はふっといつものような笑みを零した。

桃「取れたんじゃないよ。自分で切り落としたんだよ」

シャミ子「切り落とすなぁ! 粘土じゃないんだから! 前に夢で見た時も思いましたが、なんで桃は自分の腕取っちゃうんですか!?」

桃「それが必要だったからだよ」

シャミ子「腕だって必要だからついてるんですよ!? いや言ってる場合じゃない! <かいふくのつえ>ーーーー!」


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