もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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90:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:00:00.39 ID:4JAHijIv0

 
桃(シャミ子を追っていった赤毛が戻ってきた――じゃあ、シャミ子は……!)

 フリーレンの解除魔法が暴いたトラウマを、悲劇的な予感が刺激する。

 大切な物を、再び守れなかった。その痛みは自身への怒りと、敵への殺意になった。

 即ち、限界を超えた魔力砲撃。フレッシュピーチハートシャワーのような中技ではなく、全盛期の魔力を失った今となっては撃てなくなった筈の大技を、自身の全てを投げ出して成立させる。

 エーテルで構成された肉体が崩壊していく。崩れた肉は魔力へと変換され、桃色の閃光が膨れ上がっていく。

 何よりも大切な存在を失った。もはや何もいらない。自分の生存さえ度外視して、望むことはただひとつ。

 ツケを払わせてやる。そんな闇属性の思考が頭を支配して、

桃「全部、消し飛――」

シャミ子「桃ぉーーーーーー!」

 ――そして、彼女の声が桃をその希死観から引き戻した。



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