もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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89:1[sage saga]
2024/11/01(金) 20:58:24.77 ID:4JAHijIv0
 
 だがそんなにらみ合う両者の間に飛び込む影があった。

シュタルク「そこまでだ」

フリーレン「シュタルク……」

 援軍の登場に、フリーレンの表情が僅かに緩む。

シュタルク「……すげえ怪我だな。フリーレンがそこまで手こずる相手なのか」

フリーレン「かなりね。性能はともかく戦術が厄介で……正直、助かった。例の魔族は?」

シュタルク「ああ、それなんだけどさ――」

 と、シュタルクが何事か話そうとしたところで。

 フリーレンは目を見開いた。その背後で、桃色の髪の少女が恐ろしいほど高密度の魔力を収束させていたからだ。

フリーレン(攻撃魔法。でも、こっちの魔力放出に撃ち負けることは向こうも理解して――)

 そこでフリーレンは己の迂闊さを呪った。状況が変化したことにようやく気づいたのだ。

 シュタルクが間に挟まったことで、フリーレンは敵の攻撃魔法を圧倒するような魔力放出攻撃をすることはできなくなった。だが敵は当然、シュタルクごとこちらを攻撃できる。

フリーレン(シュタルクをどかして――いや、間に合わない)



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