もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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66:1[sage saga]
2024/11/01(金) 20:26:53.88 ID:4JAHijIv0
 
フリーレン(目の前のこいつは、間違いなく魔族に洗脳されてる――その痕跡を感じる。認識を弄って保護させているんだろう)
フリーレン(引き渡したところで意味はない。どこかで解放されるのがオチだ)

桃「条件?」

フリーレン「簡単な話だ。そこの魔族には他人を洗脳できる能力がある」

桃「……」

シャミ子「違うんです! だって森の肥料にされるところだったから!」

桃「何も言ってないでしょ……それで?」

フリーレン「貴女が洗脳されていないという証が欲しい。具体的には、それを解除する為の魔法を掛けさせて欲しい。洗脳されていないなら何の効果もない魔法だ」

桃「……」

桃(普通に考えれば無しだ。その魔法が私を無力化する魔法じゃないっていう保証はない)
桃(とはいえ、この状態から戦闘に入っても優勢は取れない……シャミ子を守りながら戦うのは難しいし、交渉で終わればそれが一番なのは確かだ)

桃「……分かりました。ただし、先にお連れのどちらかにその魔法を試してください。それとは別の魔法を私に掛けようとした場合、即座に反撃します」

フリーレン「疑い深いことだね……いいよ。シュタルク、<解除>」

シュタルク「かけるならかけるって事前に言って!? ……なんともねーけど」

フリーレン「洗脳されてなければ無害な魔法だからね。副作用は、あくまで解除したときだけ。これで文句はない?」

桃「分かりました……シャミ子、聞いて」

シャミ子「桃?」

桃「もしも私が気を失ったり、戦いになったら杖を拾ってすぐに逃げて。ミカンが援護してくれる筈だから」

シャミ子「た、戦いになるなら私も!」

桃「連中の狙いはシャミ子だ。シャミ子が逃げてくれた方が、敵の戦力分散を狙える。適材適所って奴だよ」

シャミ子「でも……」

桃「……お待たせしました。さあ、どうぞ。洗脳されていないと分かったらこの子を引き取らせてもらいますよ」

フリーレン「ご自由に。それじゃ――<解除>」

シャミ子(……あれ? そういえば、私が桃の夢でやったのって……)



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