もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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[sage saga]
2024/11/01(金) 21:53:50.31 ID:4JAHijIv0
以下おまけ 和解後の日常シーンをもっと入れる予定だったけど冗長になったのでやめたやつ
フェルン(ミカン様に美味しい果実をたくさん貰いました。フリーレン様とシュタルク様にも分けてあげましょう)
シュタルク『ふっ! ……こんな感じか?』
フェルン(シュタルク様の声が……声の感じからすると戦士としての修行中でしょうか。差し入れにはちょうどいいですね。一緒に食べましょう)
フェルン「シュタルク様、休憩を――」
桃「そうそう、やっぱり筋が良いね。基本が出来てるから飲み込みが早い。シャミ子だとこうは行かない」
シュタルク「そうか? 褒められると悪い気はしねえなぁ。素直に褒めてくれるタイプって周りにいないし……」
フェルン「! ……シュタルク様、いったい何をしているのでございますか?」
シュタルク「ああ、フェルン。モモの奴に向こうの武術を習ってるんだよ」
桃「双方に誤解があったとはいえ、かなり殴っちゃったからね。何かお詫びがしたいって言ったら……私のはかなり我流が入ってなんちゃって拳法だけど」
シュタルク「エイシュンケンっていうんだっけ? 拳がすげえ速いんだよ。最初の何発かは反応できなかったぜ」
桃「手数の多い拳法だからね……シュタルクは普通に武器を使った方が強いと思うけど」
シュタルク「手札が多いにこしたことはねーだろ。武器が手元に無かったり、それこそこの前みたいな閉所での戦いなら役に立つだろうし」
桃「まあその頑丈さなら付け焼き刃の徒手格闘でも十分武器になるか……」
シュタルク「よーし。桃、組み手やろうぜ! うちのパーティの前衛って俺だけだからさ、こういう機会って全然無くてつまらねーんだよ」
フェルン「!」
桃「そういえば最近は私も自主練やシャミ子のトレーニングに付き合うくらいだったからな……よし、怪我しない程度にやろうか」
シュタルク「よっしゃ! それっじゃこっちから行くぜ!」
フェルン(あんなに接近して……手をねじったり脚をねじったり……)
シュタルク「……ふう、いい汗かいた。あ、ところでフェルン、喉渇いたんでよければそのオレンジ……」
フェルン「えっち」
シュタルク「なんで!?」
◇その日の夜 宿代わりに借りた寄り合い所
フェルン「1……2……3……」
フリーレン「フェルン、何やってるの?」
フェルン「腕立て……伏せ……で……ござい……ます……っ!」
フリーレン「……なんで?」
フェルン「はぁはぁ……っ、私が、身体を鍛えては、いけませんか?」
フリーレン「いや、いけなくはないよ。好きなだけ鍛えるといいよ」
フリーレン(なんか怖いな……関わらないでおこう)
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