もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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129:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:40:43.30 ID:4JAHijIv0
 
シュタルク「まあどうでもいいだろ! それより早く食おうぜ!」

フェルン「はしゃぎすぎですよ、子供ですか……あれ、他にも入ってますね」

フリーレン「見せて。……種類は違うけど、見事に柑橘類ばかりだね。怪しいけど、魔力探知にも毒探知の魔法にも反応しないな」

シュタルク「マジかよ。じゃあしばらくデザートには困らねえな」

フェルン「……とりあえず食べても大丈夫ということでしょうか。それじゃあこの大きいのを三等分しますね。切り分けましょう」

シュタルク「すげえ。皮がかなり分厚かったのに、それでも一房が手のひらサイズだぜ……甘っ! これグレープフルーツじゃねえな。想像してたより酸味がなくて食いやすい」

フェルン「確かにグレープフルーツより甘いですね。おまけにとても瑞々しくて」

フリーレン「うん、美味しい。それに香りがいいね」

フェルン「そうですね、この皮でマーマレードを作っても美味しいかもしれません。……? この香り、どこかで……?」

フリーレン「どうかした、フェルン?」

フェルン「いえ……ただ、なんでしょうか……」

フリーレン「?」

フェルン「……フリーレン様、時間の空いたときで構いませんので、実戦形式で指導をお願いできませんか?」

フリーレン「えっ、なに急に……闘争本能が刺激される成分でも入ってた? ちょっと、シュタルク。フェルンがおかしいんだけど」

シュタルク「はー、腹一杯……のどかでいいなぁ。ちょっと横になろ……」

フリーレン「成分は関係ないか……まあいいや。向上心があるのはいいことだ。とりあえずシュタルクが起きるまで付き合うよ」

フェルン「お願いいたします……次は、完璧な形で勝てるように」

フリーレン「物騒なことを言ったね……最近フェルンが負けたことなんてあったけ? ……私の複製体? え、もしかして私のこと目の敵にしてる?」

フェルン「いえ、フリーレン様ではなく……といって、具体的な誰かというわけでもないのですが」
フェルン「……でも、そうですね。目の敵とは違いますが、誰かに認めて欲しいという気持ちは確かにあります」

フリーレン「ハイターの夢でもみたのかな? なら、少し本気で行こうか。私もそろそろ魔力探知依存の悪癖をなんとかしないとって思ってたんだ」




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