もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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115:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:26:31.50 ID:4JAHijIv0
 
フリーレン「人間と魔族の共存の可能性を僅かでも残そうとしたんだろうね。諦めが悪いというか執念深いというか……」

桃「……でも死後に発動する魔法を遺せるなら、他にもシャミ子が召喚されるような魔法があるってことじゃ?」

フリーレン「困ったことにその可能性は否定できない。加えていうと、もうひとつ不味いことがある」

桃「それは?」

フリーレン「このままシャミ子が元の世界に帰ると、あいつの計画が成功することになる」

桃「……あ! そうか、もう村の人たちは"魔族とも共存できる"と思い込んでいるから……」

ミカン「このままシャミ子が帰ったら、その思い込みを是正することができなくなるってことね……やっぱり正直に言う? 異世界から来ましたって」

フリーレン「村民の内、何人がそれを信じるかだね」
フリーレン「異世界からきたまぞくと、人とも共存できる魔族……個人的に言えば両方とも眉唾だけど、おそらく後者の方がまだ信じられるって人の方が多いんじゃないかな」

シュタルク「放っておいても大丈夫なんじゃねえか? しおんもさっき言ってたけど、ほとんどの奴は『魔族とは絶対共存できない』なんて認識持ってないだろ」

フリーレン「なんとなくの『共存できるかもしれない』と実例を伴った『共存できる』は似てるようで違うよ。後者が広まるのは不味い。魔族につけ込まれ放題になる」

リリス「ううむ。シャミ子が村に溶け込みすぎたことが裏目に出るとはな。これもう言葉だけでは説得できんぞ」
リリス「それこそ死体みたいな物的証拠でもない限り……おい桃、なんだその目は? どうしてそんな目で余を見る? まるで死体がないなら作ればいいとでも言いたげな……」

桃「リリスさん、その等身大依り代いくらで売ります?」

リリス「やっぱり余を死体にするつもりだったな!? 売らぬぞ! ゴミノルマはあるけど動けるだけで毎日が楽しいんです! やだやだ余を殺さないで!」

フェルン「……フリーレン様から非情な戦術を使う方だとは聞いていましたが……」

シュタルク「う、うわあ……」

フリーレン「……桃、別の手を考えよう。魔族みたいな考え方してるとそのうち魔族になるよ」

桃「……い、嫌だな。冗談だよ。本気にしないでってば……ははっ」

リリス「嘘だ! 目が笑っておらぬもん!」



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