もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
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114:1[sage saga]
2024/11/01(金) 21:24:14.20 ID:4JAHijIv0
 
フリーレン「いや、それだけ聞ければ十分だ」

フェルン「では本当にフリーレン様と面識のある魔族ということですか? となると、かなり絞られるのでは?」

シュタルク「ああ、フリーレンと会って生き延びた魔族なんてそう多くねえだろ」

フリーレン「……正直な話、犯人の目的を聞いた時点で思い浮かんだ顔はあったんだ。人類との共存。そんなことを本気で願っていた魔族なんて、片手の指でこと足りる」

桃「よし、そいつら片っ端から絞めていこう」

フリーレン「それは無理だろうね」

桃「無理でもやるんだ。どんなに強い相手だって――」

フリーレン「ああ、そういう意味じゃないんだ。安心して欲しい。そいつは80年以上前に死んでいる」

桃「え……もう死んでる? どういうこと? 確かなの? ならなんでシャミ子が――」

フリーレン「確かに死んでるよ。私たちが倒したんだ。そいつは勇者ヒンメルとその一行にに倒された。シャミ子が今になって誘拐されたのは、生前に時限式の魔法を用意してたんだろう」

しおん「時限式? 条件付きじゃなくて?」

フリーレン「しおんの考察は概ね正しかった。瑕疵があるとすれば、犯人の仲間に未来を見通す魔法を使う魔族がいたってことだ。そいつも南の勇者と相打ちになって死んでるけど」

フリーレン「とにかく犯人は自身が死んでから80年以上後に、私があの街道を通ると知ることができた」
フリーレン「運任せに見えた部分も、向こうにしてみたら確かなものだったんだろう。呼び出したシャミ子がこの村に向かうのだって知っていたかもしれない」

リリス「しかし、それでは桃達の介入で計画が失敗することも分かっていたのでは?」

フリーレン「おそらくだけど、異世界の未来は見れないんじゃないかな。シャミ子を呼ぶのはこちらからの干渉で確定していたから見通せたんだろう」
フリーレン「魔法で見通す未来がどんなものかは分からないから、憶測になるけどね」




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