3:名無しNIPPER[sage saga]
2024/09/28(土) 23:00:23.09 ID:zmZjuACE0
キサキの唇が先生の耳元で動く。
「ああ、あれは気に入ってくれたかの?前に、他校の制服姿で撮って、送ってあげたじゃろ?」
「大事に保存してるけど…」
「くれぐれも他の者にはみられぬように。先生にだけ、じゃからな」
「可愛かったよ」
「…ふむ。不思議じゃな」
「何が?」
「さして服装に関心はなかった。じゃがこうも先生に褒められると…他の服も着てみたくなる」
「着てくれるの?」
「また、妾のために選んでくれるかえ?」
「私でいいなら」
「ふふ…あのとき、買ってくれた制服は言われた通り、先生のことを考えながら着ておるよ」
「…ちょくちょく着てはいるの?」
「誰に見せるでもないがの。ほれ、先生に褒められて、妾も調子にのってしまって…一人で着て、姿見の前で立って…くふふ。妾らしくないのう?」
「実際、めちゃくちゃ可愛いからね」
「…また送ったら、喜んでくれるかえ?」
「それはもう、めちゃくちゃ嬉しいけど」
「それなら、また今度に」
「やったー!」
「先生と遊んでまわった日のことを思い出して、ちょくちょく着ておるのじゃ」
「…また遊びに行こうね」
「うむ」
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