15:名無しNIPPER[saga]
2024/09/07(土) 12:28:13.57 ID:d5CFnAaM0
「……あのなハルヒ。その、だな」
「あたし寝てたのね」
「……ああ」
スクッと立ち上がり、扉の方に歩き出す。
あまり想像できんが、大声をあげ教師を呼ばれでもしたら何の言い訳もできん。
「何と言ったらいいか……」
「……」
なんと歯切れの悪い。もはや罪を認めているのと変わらんじゃないか。
とはいえ、タイミングで言えばやはり最高であり、最悪のタイミングには変わらない。
俺が二の句を継げないでいると、ハルヒが口を開いた。
「……あたしの顔にイタズラ書きとかしなかったでしょうね」
……
「したかったけどさ」
「ふん。してないならいいわ」
ドスッっと俺の椅子に座り腕を組み口をとがらせる。
ハルヒ……お前ってやつは俺に気遣いをしてくれているのか。どこかでしたやり取りの再現だ。
原因はハルヒだが、心からハルヒに感謝をしてしまいそうだった。
ガチャ
「おや、涼宮さん。お目覚めになられましたか」
古泉、お前は遅いんだよ。
外からニヤニヤ扉を開けるタイミングを伺ってたのが見て取れるのが腹が立つ。
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