14:名無しNIPPER[saga]
2024/09/07(土) 12:25:55.89 ID:d5CFnAaM0
「……」
「なにやってんの、あんた」
「……いや」
涼宮ハルヒが目覚めた。
幸運なことに、それは俺と接触する前に。
不幸なことに、それは鼻と鼻がくっつきそうな距離で。
「「……」」
少し距離を開け、お互いにしばしの沈黙。てっきりぶん殴られるかと思った。未遂とはいえ、何の言い訳もできない状況だ。
ハルヒの表情を伺う。嫌悪、疑心、軽蔑、憐憫、激怒など一切の負の感情が混ざった顔のようにも見え、戸惑いや困惑の顔にも見える。
要するに、それはどんな顔をしているのか分からん顔をしてみせた。
というかどんなタイミングで起きてるんだコイツ。実は起きていたんじゃないだろうな。
目を開けていて助かった、いや助かってないかも知れないが。とりあえず、色々未遂ではあった。
さて、次はどう言い訳をしたものか……
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