【ダンガンロンパ 】ダンロンでほのぼのと百合百合したい2
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◆AZbDPlV/MM
[saga]
2024/08/24(土) 00:40:43.76 ID:qoIAlpVAO
茶柱 「転子はコーヒーフロートです!」
光の反射で透けた部分は茶色く、他は真っ黒な飲み物の上に、乳白色のアイスがこんもりとのったコーヒーフロートが転子の前に
夢野 「ウチはメロンフロートじゃ」
ケミカルな緑色の液体には、たくさんの気泡が浮いて、コーヒーフロートと同じようにアイスがこんもりとのった、メロンフロートがウチの前にやって来る。
茶柱 「きゃー! 美味しそうですねー♪」
茶柱 「カメラで撮ってもいいと許可を頂きましたので、少しだけ待っててくださいね!」
夢野 「うむ。それくらいなら待ってやっても良いぞ」
グラスをふたつ並べてカメラに収めると、メロンフロートのグラスをウチの前に戻す。
茶柱 「いただきましょうか! いただきます!」
夢野 「いただきます」
ストローを使ってメロンソーダを飲む。メロンソーダの流れたところが、冷たさとシュワシュワとで刺激しながら通り過ぎていく。体内の温度がいくらか下がった気がする。
夢・茶 「んんーっ! うまいっ!」
夢野 「んあー♡ シュワシュワと、この冷たさが、火照った頭に沁みるわい……」
茶柱 「こちらのコーヒーは水出しでしょうか? 変に苦味もなく、アイスとの相性がバッチリです!」
夢野 「なにぃっ!! まだスプーン使っとらんから、少しくれんか?」
茶柱 「もちろん! どうぞどうぞ!」
アイスとコーヒーが一緒になったところを一掬いして、口に運ぶ。転子の言うように、香ばしさはあるのに、苦味を感じない風味に、アイスの甘さが見事に調和する。
夢野 「んあああ♡ こちらも美味いのう」
茶柱 「ですよね! 入って良かったですね!」
夢野 「あのまま帰っておったら、ウチは干からびとったかもしれん」
茶柱 「そんなことには、転子がさせませんから!」
そこで、ウチは気付いた。また炎天下の中を歩いて帰るという地獄を。
夢野 「んあー……なんてことじゃ……」
茶柱 「どうしたんですか? 夢野さん?」
夢野 「このまま目を瞑れば、クーラーの効いた自室に……」
茶柱 「ゆ、夢野さん? 夢野さんってば!! どうしちゃったんですかーっ?!」
MPさえあれば、自室までひとっ飛びだというのに!
懸命に声をかける転子の声が、右から左へ抜けていく。
夢野 「んあー……しばらく放っておいてくれ……」
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