95: ◆b0/EDFEyC136[sage]
2024/08/23(金) 23:37:04.85 ID:ukTM5/150
尻尾専用のオイルをしっかりと手になじませて、尻尾にゆっくりと付けていく。尻尾の毛並みに逆らわないように、撫でるようにスーッと丁寧に丁寧に。
……うん、やっぱりこの子毛並みいいなぁ。ちょっとやっただけでもうつやつやだし。
パピヨン「……尻尾ってさ、アタシたちウマ娘にとって大事なものでしょ?ちょっと手入れが不十分だとなんかモヤモヤして、その日ずっと違和感を感じちゃう」
それは日常生活でもレース中でも変わらない、だからある程度の手入れはできておく必要があるの。
ファンウマ娘「…………」
パピヨン「それに、尻尾の手入れができてると気分良いでしょ?尻尾が揺れて、ちょっと好きな匂いがして……だからアタシはオイルの匂いとかはちゃんと自分が好きな奴にした方がいいと思うんだよね」
ファンウマ娘「……尻尾の手入れが好きなんですね。私、その全然意識したことがなかったんですけど……」
パピヨン「うん。大好き、だって気持ちよく手入れ出来てつやっつやの綺麗な尻尾にできたら……ちょっと嬉しいし気持ちいいし。○○ちゃんもちょっと意識してみたら?」
道具とかオイルの買い方はアタシが全部教えて上げちゃうし。あ、じゃあ連絡先も交換しないとか。
ファンウマ娘「へっ!?れ、連絡先ですか!?」
パピヨン「あれ〜?もしかして憧れのアタシの連絡先は恐れ多い感じ?ぷぷぷ、そんなに遠慮しなくていいのに……じゃ、あとでLANE交換しようね」
――よし、手入れ完璧!これ以上は時間がかかっちゃうし、場所的にも他の人の迷惑になっちゃうかも。
パピヨン「はい終わり!どう?変な感じしない?」
ファンウマ娘「あ、ありがとうございます!え、えっとその……」
尻尾を軽く振って確認、うん、うん……反応も問題なさそうかな。匂いの好みは分からないけど、多分大丈夫そう?
パピヨン「じゃあ、はいこれがアタシのLANE!気になることがあったら何でも相談してね!」
ファンウマ娘「ほ、本当に良いんですか?そ、その……アタシ、トレセン学園に来れるかもわからないのに……」
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