390: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2025/01/31(金) 02:12:05.36 ID:6NbPbmpm0
パピヨン「……ぁ、お、お兄、さん?ちょ、ちょっと……ど、どうしたの?」
『――俺は今からキミの言うことを何でも聞くよ』
パピヨン「へっ?」
『望めばキミが言う滅茶苦茶……温泉でキミがして欲しかったようなことを全てやってあげるよ。優しくされたいなら優しくするし、激しくされたいなら激しくする』
パピヨン「お、お兄さん……お、落ち着いて?ほ、ほら。これ、いつもの冗談というか……ぁ❤顔ちかっ……❤ちょ、やめっ……ひぅっ!?❤❤❤」
『……こういうのが好きなんだろ?』
パピヨンのウマ耳が敏感なことは確認済みだ。彼女が暴れて逃げようとするのを、耳元で低い声で囁くことで封じる。
パピヨン「ぁ……っ❤やっ、ぇ……っ?❤❤❤」
『……一言言えばいいんだ。アタシを滅茶苦茶にして……と。そうすれば……キミが望んだとおりの結果になるぞ?』
……パピヨンの顔が今にも噴火しそうなくらいに真っ赤になっている。彼女の力なら無理やり手を動かせば弾き飛ばすくらい可能だろうに……パピヨンは優しいウマ娘だ、きっとそんな選択肢最初から存在しないのだろう。
彼女は考える、この状況で自分はどうすればいいのかを――考える。考えて考えて考えて――その結果。
パピヨン「ぁ、ぇ、ぉ……!あ、あた、あたし……っ!あ、ぇ?っ――❤❤❤」
呂律の回らない口を必死に動かして、彼女は喋る。
パピヨン「お、おにい、しゃん!じゃ、じゃあ、ぁ、ぇ……その……っ!き、ききき……っ!!!きす……!きす……ぁ、ぅ……」
――――その瞬間。パピヨンの鼻からたらーっ……と、赤いものが垂れる――鼻血だった。
『えっ』
パピヨン「――――ひぅぁ」
そして、それと同時に。まるでオーバーヒートした機械のように、パピヨンはそんな情けない声を上げて……気を失った。
『えっ……あ、ちょっ!?パピヨン!?だ、大丈夫か!?パピヨン!?!?!?!?』
流石にこんなことをしている場合じゃない、急いでパピヨンを背中におぶり、保健室に向かった――――。
394Res/279.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20