388: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2025/01/31(金) 02:11:11.09 ID:6NbPbmpm0
パピヨン「お兄さんっておっぱいとか好きじゃないの?」
『……いきなり何を?』
ある日、トレーナー室でスマホをぼんやりと触っているパピヨンがそんなことを言いだした。
思い付きで変なことを言い出す彼女ではあるが、それにしても変なことが過ぎる。弄っていたスマホをテーブルの上に置いて、てくてくとこちらに向かってくる。
パピヨン「ちょっと前にそういう話があったんだ〜、トレーナーさんがチラチラ胸とか見てくるんだ〜ってクラスの子と。ほら、アタシ含めて結構発育が凄い子いっぱいでしょ?トレセン学園」
『まあ……そうだな』
トレーナーとしてそういう話をするのはどうかと思うが……まあパピヨンになら別に気にする必要もないかと、そう答える。
一般的に見てトレセン学園のウマ娘はとても発育が良い。その年齢とは思えない完成されたバ体に誰もが二度見をしてしまう、というケースも多々存在する。
――前にとあるウマ娘が水着姿でレースをしてた時はさすがに驚いたな。あんなに露出してレースなんて……大丈夫なのかと。それはトレセン学園の認可がちゃんと通ってるのかと……いや、まああの理事長ならOKしそうではあるが。
パピヨン「へ〜……お兄さんもそういう目で見ることあるんだ。それにしてはお兄さん、あんまりアタシをそういう目で見ないよね?」
『キミ、自分が何言ってるか分かってるか?』
パピヨン「それくらい流石に分かってるって!ほらほら、アタシって同級生の中じゃトップクラスのおっぱいで……太もももムッチムチでしょ?ならお兄さんくらいの人だったら、そりゃもう釘付けのメロメロになってもおかしくないと思うんだけど」
そう言いながら彼女はその大きく育った果実を両手でゆさゆさと揺らし始める。ええい、止めろ止めろ!困るから!
パピヨン「……今、ちょっと意識した?」
『……俺だって意識くらいするに決まってるだろ。パピヨン、キミはそういう目で見ないよね?と訊いてきたが……そういう目で見ないように務めてるんだよ』
キミと出会ったとき時や、担当トレーナーになったばかりの頃はそういう目で見たことはないが……告白されて、温泉で約束をして……俺の中でシルヴァーパピヨンというウマ娘はもうただの担当ウマ娘ではなくなってしまった。
『全部全部卒業してから――だから気を付けてるんだよ……なんだその眼は』
パピヨン「……ふ〜ん……?へー、そうなんだ、へー……お兄さん……頑張ってるんだー?」
ニヤニヤとした視線をこちらに向けてくるパピヨン。長年の経験が囁いてくる――こういう時のパピヨンは大抵ロクなことにならないと――。
パピヨン「えーい!」
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