272: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/10(木) 00:15:53.84 ID:XYThoUOX0
パピヨン「へっ?お兄さんがマッサージしてくれるの?」
『ああ、この前も自分の耳を掃除してくれたしそのお礼と思ってくれ。これでも色々と勉強したんだぞ?』
パピヨン「あー、確かにウマ耳って結構疲れとか溜まってるっていうよね?だからマッサージで揉み解そう〜ってこと?」
ちょっと前に友達がお店でやってもらったって言ってたかも。と、ぼんやりパピヨンが喋る。
……まあ、そういう専用のお店ほどではないが、そこそこいい線行くんじゃないかと自負している。
パピヨン「アタシも一時期極めよう!って思ってた時はあったけど、自分でやってもなんかよく分かんないし、尻尾のお手入れする方が気分も上がるから結局全然なんだよね〜……へ〜、お兄さんアタシのお耳マッサージしてくれるんだ?」
ニヤニヤと上目遣いで見つめてくるパピヨン。へ〜?ふ〜ん?と、まるでバカにするみたいな表情で。
パピヨン「もしかして〜普段アタシに耳かきでよわよわにされてるから仕返しってこと〜?ぷ、ぷぷぷ!お兄さんのそういうところ、良くないと思うな〜?」
『……別にそんな意図はないさ。いつもキミに手入れさせてばかりだと、不公平だと思ってな』
パピヨン「ぷっ、ぷはは!うんうんそうだね〜!お兄さんばっかり気持ちよくなってちゃアタシが損だもんね〜?でも〜……アタシそんな気持ちよくなるかな?」
アタシがウマ耳マッサージあんまやんなくなっちゃったのも、自分でやってあんまり気持ちよくなかったからなんだよね。なんかくすぐったいだけって感じ。
……そ、そうだったのか。じゃあパピヨンにはマッサージ効果がないのかもしれないな……。
パピヨン「でも、お兄さんがせっかく覚えてくれたなら、一回くらいやらせてあげよっかな〜。はい、じゃあどうぞ!」
そう言って、パピヨンは自分の膝の上にちょこんと座り。右耳に何時も付けている銀色のパピヨンマスクを外す。
……ふわふわとしていそうな銀色のウマ耳が目の前にある。心を落ち着かせて、まずは右耳から――。
パピヨン「お兄さんはアタシになっさけなーい声を出させて楽しみたいのかもしれないけど、ちょっとくすぐったいだけでそんな声なんてひゃんっ!?」
394Res/279.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20