39: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:19:03.19 ID:acICW3jd0
初月「目が腐った……次、五十鈴どうぞ」
瑞鶴「口頭で説明だけして」
ビスマルク「二年も前の話よ。突如、あの珍妙な兵隊を率いて現れた『最悪の魔女』が、全土の王国領内を支配したのは」
確かに趣味は最悪かもしれん
ビスマルク「当時、私は隊を率いて遠征中だった。報せを聞いて急いで戻った時には既に手遅れだったわ。残存兵や傭兵をかき集めて反撃に出たけれど、焼石に水。這う這うの体で敗走して、コソ泥の真似事で食い繋いできたわ」
五十鈴「心中、察するに余りあるな……」
初月「……」
没落して過酷な日々を過ごして来たってのは、確かに気の毒だ。それを加味しても、仲間の切り捨てが早すぎる。しかもこの女、まるで最初からそんな連中いなかったかのように話すじゃねえか
ウンザリするほどのカス共だったのかもしれないが、明確に裏切ったワケでも魔女と内通してたワケでもねえだろうし、初対面の俺らよりかは多少の情はあって然るべきだ
( T)「え?それがなんで同士討ちに繋がんの?」
初月「おめえよぉ」
そんなストレートに訊くことちゃうねん
瑞鶴「このノンデリバカ!!」
五十鈴「少しは考えてから発言しろ!!」
(;T)「えっ何マズかった!?」
初月「ホルガ村なら最初の方に殺されてるレベル」
ビスマルク「いいのよ。当然の疑問だわ」
人が出来てて良かった……
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