40: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:19:38.62 ID:acICW3jd0
ビスマルク「と言っても、釈明出来るほどの大層な理由なんてないわ。私、盗賊崩れのクズが大嫌いなの。それだけ」
(;T)「ええ……?」
あっけらかんとしたものだ。元から仲間への情など無かったらしい
初月「生き残るために渋々徒党を組んでいたが、俺らの登場で利用価値が無くなったから切り捨てたってことか?」
ビスマルク「凡そは。それに、悪人なんて王国復興の邪魔にしかならないじゃない?悪性の腫瘍は取り除くべきってのが、代々受け継がれてきた教えなのよ」
なんか滅ぶべくして滅んだ王族の典型例みたいな奴だな
瑞鶴「それで、私たちに何をして貰いたいワケ?」
五十鈴が上手く話を本筋に戻した。ゲームのキャラクターの人格問答などしていても仕方ない
求めているのはゲームクリアへの案内人だ。誰を裏切ろうが、俺らに危害が無ければそれで構わない
ビスマルク「ご説明してあげて」
「畏まりました。移動する。ついてこい」
従者に導かれ、別室へと移動する
初月「ん……?」
( T)「……」
瑞鶴はすぐに動き出すことはせず、俺が先程覗いた隙間から外の光景を見ていた
初月「瑞鶴、行くぞ」
( T)「んー」
キモいキモいと騒ぐかと思いきや、大人しくその場を離れた
( T)「あのさ……」
初月「後でな」
( T)「……わかった」
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