33: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:08:45.66 ID:acICW3jd0
初月「さーて、鬼が出るか蛇が出……」
扉を慎重に開けて、中を覗き込むと
「動くな……」
鼻先に、槍の穂先が突きつけられた
初月「……」
「小娘だ……」
「めちゃくちゃ可愛いぞ……」
「男であって欲しい」
「ヘヘッ、直接確かめてみたらいいじゃねえか」
「黙ってろ馬鹿共!!」
ランタンの乏しい光源が照らす倉庫のような部屋に、無精髭を生やした荒くれ者が六人。内一人は性癖マイノリティだった。ポリコレに配慮してる昨今のディズニーか??????ストレンジワールドに出演したらどうだ??????
初月「……」
初月「お邪魔しました」
俺は扉をそっと閉じて見なかった事にしようとしたが
「入って」
ここには居ないはずの聞き覚えのある女の声と、背中に押し当てられた刃物の感触が、後退を許さなかった
声の出所と髪を揺らす吐息の位置からして、そこそこタッパがある。初月の身体も小柄では無いので、女性にしては高身長だ
女のツラを見たであろう槍男は、控えめに一礼した。女首領か。気苦労が多そう
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