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2024/06/25(火) 18:55:18.31 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「皆も知っての通り、私はゼロだ」
「そのゼロが中華連邦の天子様と、我が兄オデュッセウスとの婚姻を破綻させたのは記憶に新しいだろう」
「あの行動は望まぬ結婚を強いられた天子様と、彼女達を重なったからだ」
ルルーシュ「そして今は君たちにも同情している」
「いえ、決してそのような……」
「そうです。此度の縁談は……」
ルルーシュ「偽らなくともよい」
「貴方たちの中で、他のものと許嫁や恋人がいた事は把握している」
「余りに哀れじゃないか。この縁談に意味はないのに、私のようなテロリストと結婚を強要されたのだから」ニヤリ
そう、全員ではなかったがそういった相手がいることは確認が出来ていた。
ルルが皇帝になってから2週間程度しか経っていないのだ。
余りに急だったため、予定していた縁談などを俺に回したんだろう、とルルは言っていた。
そう考えれば彼女たちも、家の都合で振り回された哀れな被害者なのだろう。
そんな彼女たちは、縁談は断りながらも同情を寄せるルルの思惑が読み切れず黙り込んでしまっていた。
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