111:1
2024/06/25(火) 18:54:51.56 ID:Nz5uBVoL0
「お戯れを……」
ルルの言葉に驚きながらも、彼女たちはそれを隠しきり挨拶を続けた。
がルルは又してもそれ以上喋らせなかった。
ルルーシュ「私は怒っている」
「先帝シャルルと同じく、婚姻関係さえ結べればとお目こぼしをしてもらえると考える浅ましい考えに!」
「自らの既得権益を守るために、娘や孫、姉や妹など親族を差し出す態度に!」
ルルがやや口調を強めて言う。それに伴い、相対している何人かの体が震えるのが分かった。
そんな事は無視して言葉を続ける。
ルルーシュ「そして同時に哀しくもある」
「親族を人身御供として差しだす忌まわしい風習に」
「その犠牲になった女性たちに……」
今度は少し悲哀を込める。
ルルーシュ「私の立場上、縁談とは無縁ではなかった。私の友人や実妹のナナリーにすらあったくらいだ」
ナナちゃんにもそんな話があったのかと少し驚く。
事件の前であろうか。しかしそれでも10歳にも満たなかったはずだ。
後の場合でも、目と足が悪い相手に縁談など人質としての意味が強いだろう。
友人とはミレイ会長のことだろうか。
そうだよね。会長てば縁談の話があった時凄く悲しそうな顔をしていたし。
179Res/132.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20