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2024/06/25(火) 18:54:08.02 ID:Nz5uBVoL0
―――謁見の間
ルルーシュ「私が第99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです」
ルルが尊大に、威厳ある挨拶をする。
右側に私、反対側にジェレミアさんが控えている。
そして反対側には縁談相手の50人が全員いる。
一々相手して断るよりも纏めて会って断ってしまえばいい、それがルルの考えだった。
縁談相手全員が呆気にとられたのが分かる。
テレビで見た事はあっても予想以上に若い新しい皇帝に、驚きを隠せなかったのだろう。
だがそれも一瞬、直ぐに臣下の礼を取り挨拶の口上を述べる。
「この度はお目通りの機会を頂き、恐悦至極に存じます」
「お忙しいところ私共の為に、貴重なお時間を頂きありがとうございます」
社交界の挨拶の応酬が続くかと思られたがルルが直ぐに打ち切った。
ルルーシュ「堅苦しい挨拶は不要だ」
「皆をこうして集めたのは私の考えを明確にする為だ」
ルルーシュ「私が行おうとしている事は、今のブリタニアを徹底的に作り変えるつもりだ」
ルルーシュ「貴族制度の撤廃、財閥の解体の話は貴女達も知っているだろう」
「他にも各ナンバーズ領の解放、歴代皇帝陵も破壊する予定だ」
「既得権益と呼ばれているものは無くなると思ってくれていい」
ルルーシュ「今回の縁談そのものに意味がない」
「だから今ここで全て断るために皆を集めたのだ」
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