955: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/01(木) 23:21:53.24 ID:5C3SENQ10
ライム「はぁ……っ!はぁ、はぁ……っ!」
パピヨン「――――今回は、アタシに勝ちを譲ってね」
堂々の一着でゴール版を駆け抜けたアタシを、汗だくのライムが見たことのない表情でアタシを見つめながら――笑う。
ライム「っ、今回は――パピヨンさんにプレゼントします。ですから次は――アタシが貰う版です」
パピヨン「もうあげないよ、ライムには――だから見ててよ、青の星を墜としたアタシが、世界で一番になるところを」
ライム「ええ、楽しみにしてますよ――そんな貴女を、日本の舞台で引きずり落とすのを」
パピヨン「……言うじゃん、滅茶苦茶」
ライム「パピヨンさんにだから言うんですよ?」
……あ、空気が戻ってきた。
それをライムも認識したみたいで、なんだかまた変な空気に。
パピヨン「…………んま、そういう事で。お互い頑張ろうね、国内国外で」
ライム「ふふっ、なんだか締まりませんね。でも、ええ、はい!頑張りましょう!」
お互いの覚悟を握り拳の形にして、ごつんとぶつけ合う――あ、いたっ!ライムちょっと強めに殴ってきた!あー痛い!ひりひりする!
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