593: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/31(金) 01:02:05.34 ID:X4coU6UUO
ライム「――ふぅん。お二人もちゃーんと好きな人いるんじゃないですか。好きな人がいるのに、私の事をそんな風に……」
シルフィー「ご、ごめんなしゃぃ……」
マンティ「か、顔が、顔が熱いよぉ……!ふぇ、ふぇぁぁ……」
――よし、矛先が二人に向いてる間に逃げよ。
ライム「おおっと逃がしませんよパピヨンさん。ほらほら、言っちゃいましょうよ好きな人。誰なんです?その人のどういうところがどんなふうに好きなんですか?」
パピヨン「うがぁぁ!か、肩を掴むなぁ!」
ああもう逃げられない!滅茶苦茶力強く掴まれてる!こんのぉ……予測してたな逃げることを……!
……はぁ。仕方ない、なんかめっちゃニヤニヤされてるけど、ちゃっちゃと適当なこと言って終わらせよ。
パピヨン「……ええっとぉ、そうだなぁ。アタシが好きな人は……まずアタシより年下でぇ」
ライム「ん?」
パピヨン「身長は勿論アタシより低くて、アタシがリードしてあげれるような人でぇ。あとそうだなぁ……」
ライム「いやいやパピヨンさん!それは――!」
やっば、適当言ってるのがバレた?けどこれがアタシの好きな人だもんねー、嘘かほんとかなんて分かんないでしょ?ぷぷぷー。
パピヨン「あ!勿論アタシ一筋!絶対浮気とか許さないし、後は……お金沢山持ってて、優しくて……ちょっと苦労してる雰囲気とかあると嬉しいかも?大人っぽいし」
しかも、アタシの我が儘も許してくれて、案外ノリも良くて。でもちゃんと真面目な時は真面目で……書類作業とかしてる時の横顔とか雰囲気が、ちょっとカッコよかったりして。
ライム「……おおっと?」
パピヨン「アタシの走りが好きなのは当然で、ずっとずっと応援してくれて……アタシがヘマしちゃって泣いてる時もゆっくり待ってくれて、そんで頭とか撫でてくれて……あ、後はこれは絶対!」
――どんなアタシも絶対に受け入れてくれる人!どんなヘマしても絶対見捨てないで、見守っててくれる包容力のある男の人!
パピヨン「……が、アタシの好きな人でーす。はい、終わり終わり〜」
あー、適当言ったけどちょっと恥ずかしいかも。慣れないことするもんじゃないねー。
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