461: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/04/30(火) 01:06:31.12 ID:dsRGtLN30
『…………パピヨン?』
真っ先にパピヨンの走りの違和感に気づいたのは【貴方】だった。
462: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/04/30(火) 01:07:38.17 ID:dsRGtLN30
パピヨン「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!もっと、もっと先――!」
――第3コーナーを曲がり、最終コーナー。他のウマ娘がそろそろ仕掛けてくる。勿論、あのステラライムも。
463: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/04/30(火) 01:10:26.78 ID:dsRGtLN30
腕が動かない、脚が動かない。心臓だけがうるさくて、周りの音が、何も聞こえない。
パピヨン(なんで――なんでなんでなんで!?動くでしょ、いつもなら動くじゃん!?意味分かんない、分かんない分かんない分かんない!)
464: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/04/30(火) 01:16:44.05 ID:dsRGtLN30
とりあえずこれだけです。おやすみなさい。
465:名無しNIPPER[sage]
2024/04/30(火) 01:19:28.04 ID:ndTKmKGro
おつ
掛かっちゃたかー
これパピヨン元来はすげー頑張り屋っぽいのでは?
466: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/01(水) 01:38:22.51 ID:TLTvYtE00
「――君の走りは凄いなシルヴァーパピヨン!今の年でその速さなら、きっとダート重賞……いやG1勝利だって夢じゃないな!」
――小学生の頃の記憶。誰かが言ったこんな言葉を、アタシはずっと覚えていた。
走ることがずっと好きだった。思うがままに走って、大地を蹴って、風を感じて……それが何だか楽しくて、気持ちよくて。だからずっと走っていた。
467: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/01(水) 01:38:50.94 ID:TLTvYtE00
短距離レースもあるけれど、やはりダートはマイルや中距離のレースが主戦場だと誰かに言われ、そのまま一気に中距離のレースに挑んで、そのまま撃沈。
その時は周りの人は励ましてくれた、距離が長すぎたからマイルに行こうと。そして、次にマイルのダートレースに挑んで……下から二番目。
――いくら走っても一着になれない。二着にも三着にも、掲示板にも入れない。
468: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/01(水) 01:39:30.66 ID:TLTvYtE00
――――ワァアアアア……!
歓声。一着になったステラライムに歓声が沸き上がる。今世代屈指のダートウマ娘、その無敗記録がまた継続したんだから。まあこの歓声も当然だよね。
ライム「ありがとうございます……!ありがとう、ございます!!!」
469: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/01(水) 01:40:04.02 ID:TLTvYtE00
『…………お疲れさま』
控室に砂まみれで戻ってきたパピヨンに、【貴方】はお疲れさまと声を掛ける。
しかし、パピヨンから返事はない。
470: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/05/01(水) 01:40:55.67 ID:TLTvYtE00
パピヨンに何か行動:安価下1〜3までで
★
これだけやります。こんな時間にすみません、おやすみなさい。
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