177: ◆OX0aJKbZO.0H
2024/03/11(月) 20:07:36.50 ID:s8E5ixYx0
ライム「ふぅー……もしかしてトレーナーさん、パピヨンさんのことを心配しているんですか?」
ライトレ「……ああ、ライム。彼女の適性を無視した走りは、脚にダメージが多すぎる。いくらケアをしても、もし何かあれば……」
ライム「確かに、パピヨンさんの走りは全力!という感じですが……けど、多分ですけどトレーナーさん」
パピヨンさんは来ると思います。ステラライムは汗を拭いながら言う。
ライトレ「……それはいったいどうしてだい?」
ライム「だってパピヨンさんって――すごい楽しそうに走るんです。横に並んだ時、凄いへとへとで今にも倒れそうな表情なんですけど、嬉しそうというか、笑顔……ではないんですけど」
――そんな彼女が、G1という大舞台を逃すとは思えないんですよね。
ライトレ「…………そういった思いを折り合いを付けるのが、トレーナーという仕事なのだけどね」
ライム「……あ、そうでした!トレーナーさん、さっきの私の走りどうでしたか!」
ライトレ「え?」
ライム「どうでしたか!」
ライトレ「……はは。ああ、とてもいい走りだったぞライム――この調子で頑張って行こう」
優しく微笑んで、軽くクシャクシャとステラライムの頭を撫でる。
ライム「ん!ありがとうございます!私、もっともっと頑張ります!」
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