くーちゃん「しょくぶつさんとおはなししてたらびょういんにつれていかれました」
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361:名無しNIPPER[saga]
2024/02/17(土) 23:47:12.35 ID:KdntX8IL0
TRACK14 沼の底

くーちゃんとハナちゃんは、それからずっと、長い間会うことはありませんでした。

お互いその頃携帯電話は持ってませんでしたし、手紙を書く習慣もなかったので
以下略 AAS



362:名無しNIPPER[saga]
2024/02/17(土) 23:52:49.05 ID:KdntX8IL0
くーちゃん「…沼、もっと大きかったはずなんですけど」

くーちゃん「小さな水たまりになってますね」

ぴちょん
以下略 AAS



363:名無しNIPPER[saga]
2024/02/17(土) 23:53:59.54 ID:KdntX8IL0
くーちゃん「ねてるのですか? おきてるのですか?」

くーちゃん「前みたいに、何かを求める感じでもないですね」

くーちゃん「どうしてでしょう。なにもわかりません」
以下略 AAS



364:名無しNIPPER[saga]
2024/02/17(土) 23:56:28.18 ID:KdntX8IL0
くーちゃん「これから、毎日うたいます」

くーちゃん「毎日、違う歌です」

くーちゃん「くーちゃん、きっと大楠さんより早く死んでしまいます」
以下略 AAS



365:名無しNIPPER[saga]
2024/02/17(土) 23:59:20.99 ID:KdntX8IL0
毎日毎日

そんなことを続けていたのです。

たまに海の男の漁、手伝って
以下略 AAS



366:名無しNIPPER[saga]
2024/02/18(日) 00:00:37.04 ID:BXJMuESK0
くーちゃん「大楠さん、しゃべりたいことあります」

くーちゃん「くーちゃんが島で暮らし始めたのは、あなたに歌を届けるためでした」

くーちゃん「とゆうことは、このトンネルから出ても」
以下略 AAS



367:名無しNIPPER[saga]
2024/02/18(日) 00:02:10.44 ID:BXJMuESK0
くーちゃん「でも、ハナちゃんの言葉や、チョコレートで」

くーちゃん「沼に沈むのはやめて」

くーちゃん「現実であと少し、生きようと思ったんです」
以下略 AAS



368:名無しNIPPER[saga]
2024/02/18(日) 00:04:46.59 ID:BXJMuESK0
くーちゃん「離れ離れになった時、思いました」

くーちゃん「心のどこかは、離れてても、つながってるって」

くーちゃん「でも、わからないのです」
以下略 AAS



369:名無しNIPPER[saga]
2024/02/18(日) 00:06:44.29 ID:BXJMuESK0
くーちゃん「それに、現実に戻らず、ここにずっといたほうが、大楠さんもうれしいはずです」

くーちゃん「ずっとここにいれば、あなたに毎日、思いついた時に、いつだって歌を歌えます」

くーちゃん「別に、沼の底に沈むなんて大げさな話じゃありません」
以下略 AAS



370:名無しNIPPER[saga]
2024/02/18(日) 00:08:15.34 ID:BXJMuESK0
くーちゃん「大楠さん、二転三転しましたが」

くーちゃん「こういうのはどうでしょう」

くーちゃん「一緒に沈まないと言いましたが」
以下略 AAS



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