小牧嬉歌「間違ってたらアレなんだけど……何回目、なの?」
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20: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2023/12/05(火) 20:01:26.79 ID:loDylRht0
13 #19

夏休みのとある日

手鞠沢高校 アカペラ部室

ムスブ「自分の努力に対してだったり、ここに至るまでの決意に対してだったり、それは人それぞれだと思いますけど」

ウタ「はっ……」

今回は登校日前日だ。

こんな直前に記憶が戻ることもあるんだ。

ムスブ「自分と、自分の大切なものに対しての誠実さ、ですかね」

自分の大切なもの。

『ザザザ』とあの音が聞こえたような。

気づいた。

私の好きな声が聴こえなかった。

ウタ「べ、ベースは、誰がやるんですか」

レイレイ「え?私だよ」

クマちゃんが、入部してない。

ムスブ「助っ人も考えたけど、今回は自分達5人でやるって決めたでしょ」

ダメ、ダメだ。

今回はどうなったかはわからない。

自分が何をしでかしたのか、あるいは、しなかったのかわからないけど。

この時間は嫌だ。

ふっと、重力が消えたように感じて。

体と心がどこかに飲み込まれていった。

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