小牧嬉歌「間違ってたらアレなんだけど……何回目、なの?」
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◆ty.IaxZULXr/
[saga]
2023/12/05(火) 20:00:49.06 ID:loDylRht0
12 #12
街中 カフェ
ウタ「はっ……」
ムスブ「急に変な声出すなー。こっちは頭使ってんだから」
えっと、カフェでムスブちゃんに勉強を教えてる。
ムスブ「クマ、ごめん。もう一度お願い」
クマ「うん……わかった」
これも何回目だろう。
繰り返すたびに、ちょっとだけ、法則が分かってきた。
その1、登校日は迎えられない。
ウタ「あれ?」
その2、繰り返すごとに少しずつ違う。
ウタ「ウルルちゃん、なんでいないのかな」
ムスブ「はぁ、さっき言ったでしょ」
クマ「大学に行ってる……ブーメランの話で」
ウタ「ブーメラン?」
クマ「ブーメランの動画を大学の先生が見て……呼ばれたから」
ムスブ「ブーメランの話はもういい。クマ、これ教えて」
クマ「うん……これは……」
その3、私達はほとんど変わらない。
アカペラも距離感も、私が覚えているだけじゃ、大きく変わらない。
時間を巻き戻してる人とか原因は近くにいないのかも。
ムスブ「うーん……わからん」
クマ「聞き取りにくい……よね」
ムスブ「違う。耳はいいから、私の前でそんな心配しなくていい」
ウタ「悪いのはあた……いや、何でもない」
ムスブ「ウタ?」
ウタ「ごめんなさい、失言未遂でした」
大切な青春だから、ムスブちゃんにもクマちゃんにもテストの記憶なんて言わない。
4つ目、思い出すまでに何をやっていたかはわからない。
クマ「こんなところ……かな」
ウタ「交代するよ、クマちゃん」
ムスブ「よし、やる気のあるうちに続けて」
ウタ「わかりましたっ」
5つ目、記憶が戻る日はバラバラなこと。
今回は短いな。
でも、慣れた日常の繰り返しは心地よい。
そう、安心していたのに。
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