392: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/12/18(月) 03:42:55.71 ID:OkKiMh/No
シャドウ「あの子が自分で両親を手にかけたって知った時、どう思った?」
サクラ「………………」
サクラ「……バチが当たったんだって思った」
サクラ「コスモスと再会してからのわたしは、きっと人生で1番悪い子だった」
サクラ「ワガママで、欲張りで……だからバチが当たったんだ」
サクラ「きっとどこかで神様が見てて……悪い子のわたしから、ぜんぶ奪っていくんだって思った」
サクラ「だからわたしは、良い子に戻ることにした」
シャドウ「だから殺したんだ」
サクラ「……っっっ!!!」ギュウウウッ
サクラ「みんながあの子の死を望んでたっ!!! きっとあの子自身でさえそうだった……!!」
シャドウ「あなたは?」
サクラ「わたしのことなんかどうでもいい!!」
シャドウ「そうやって目を逸らすから、わたしが生まれたんだよ?」
サクラ「うるさいっ!!」
シャドウ「コスモスが死んでも、あなたは1度も泣かなかった。どうしてあんなに必死にこらえたの?」
サクラ「こらえてなんかない!! わたしは良いことをしたんだ……! みんなが喜ぶことをして……役に立てたんだもん……!! こらえてなんか……」
シャドウ「うそつき」
サクラ「うそじゃない!!!」
シャドウ「ううん、うそだよ。わたしには分かる。あなたが泣けなかったのは……」
サクラ「もうだまって……!」
シャドウ「あの妖精のせいでしょ?」
サクラ「………………え?」
743Res/384.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20