【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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180:名無しNIPPER[saga]
2024/03/11(月) 23:38:00.60 ID:dOIqK+Wg0
渋谷 金王八幡宮付近(領域展開解除後)



バリバリバリッ、バリィィィ〜〜ン!シュゥゥ〜〜ン・・・

【よし、領域が解除された!】←

吉備真備「そのようだな。あとはいま目の前にある目に見えない“帳”どうやってを上げさせるかだね。えぇ〜っと帳の元となる『基』は一体何処に・・・」


ズグググッ、ドサッ・・・・

太公望陀艮「・・・無駄ですよ・・・あの帳は別に私や蝗GUYの奴が降ろした帳ではない・・・この街の背景と擬態するほどの高度な術式を持つ帳を降ろす事など、我々には不可能な事ですよ。」

太公望陀艮「私と蝗GUYに下された命令は後ろの帳の防衛と、カルデアのマスターを封印した獄門疆の奪取、シールダーの盾の女の奪取・・・」

太公望陀艮「お前たちを倒し、そこの盾の女と獄門疆に封印されたカルデアのマスターをあの者の元へ届けることが我らの使命であった・・・」

太公望陀艮「故にあなたたちにあの帳は壊す事など出来ません。あの帳を降ろした者はその帳の内側にいるのですから・・・・」

【“帳”の内側って・・・・】
【じゃあどうすれば・・・・】←


吉備真備「心配するなマスター、それを聞ければ話が早い。なんたってその背景に擬態出来る“帳”がどうやって降ろされたのかがわかったからね。」

吉備真備「帳の事は僕がどうにか対処するとして・・・・‥最後に1つアンタに聞きたい事がある。アンタらがいったいそのサーヴァント達の姿で現界したかについて――」

吉備真備「アンタらは本来、太公望らのサーヴァントの霊基と身体に憑依せずとも、アンタらは“呪い”として自身の身体とその魂を持っていた・・・」

吉備真備「しかしそんなアンタたちを人間の姿であるサーヴァントに憑依させ、サーヴァントの身体にアンタたちの正気が飲み込まれている事もお構いなしに利用してきた。」

吉備真備「アンタたちが言うその“あの者”っていう奴は、今のアンタたちをその『呪霊サーヴァント』にした奴と同じ人物だというのか?」

太公望陀艮「グゥ・・・ええ確かにそうですね・・・。私の薄々気づいていましたが、どうやらこの私もまた、お前たちが言うこの太公望とかいう人間の身体に私の意思が呑まれる感じをします。」

太公望陀艮「私もこのような身体になる前はこのような喋りやこのような性格もしていなかった。まるで徐々に私が私ではなくなっていくかのような・・・」

太公望陀艮「となればこの私が“あの者”の式神にされているという話は真だというのか?真人も、花御も、漏瑚も・・・・・・」

両面宿儺(エリザベート)「そうだ。確証とは行かぬが、おそらくそれがあの者とやらのやり方であろう・・・。お前たち呪霊をかの英霊のすがたとして召喚させたあの男の傀儡としてなぁ・・・」

太公望陀艮「・・・・・・・・・‥」


太公望陀艮「フッ・・・・お前たちの話が真の事であれば、私がこの人間の姿でこの渋谷の地に蘇った事も察しがつくという事だ。この特級と呼ばれたこの私がまさかあの者に利用されていたとは・・・」

太公望陀艮「許されない事ですよ・・・呪いと呼ばれた我らが死しても尚、あの男に利用されていたとは・・・‥」

太公望陀艮「その事など気にもせず、このようにお前たち人間の手によって二度の敗北を喫する事になるとは、あまりにも不覚・・・・」


【・・・・・・・・・】←


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