【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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114:名無しNIPPER[saga]
2024/01/21(日) 11:44:02.99 ID:reAyaSuW0
スタタタタタタッ、シュタッ!


播磨局「バーヴァン・シー、私に掴まっていろ!」

バーヴァン・シー「えっ、えぇぇ・・・‥」

吉備真備「――来い、仲麻呂!」


ギュォォ〜ン、ズドォォォン!

吉備真備「みんな、仲麻呂に掴まるんだ!」

マシュたち「――――――!」


鬼の仲麻呂「ヌォォォォォ〜〜〜!!」

ドスンッ、ドスドスドスドスッ!
―――――――――――――――――――――――
吉備真備を庇い、獄門疆と名乗るモノの力によってカルデアのマスターは捕まり、そしてそのままその箱の中へと封印された。

しかしその箱は僧衣姿の男の手には渡らず、恰も両面宿儺(エリザベート)がその箱を奪う形で手に取り、宿儺は僧衣姿の男に自身を召喚した者なのかと問いかけた。

僧衣姿の男は宿儺の質問に答えると共に、宿儺は自身が召喚しようとした存在とは違う存在として、宿儺自身については不要の存在であると語り、それを聞いた宿儺自身は激情しつつも、

彼女たちの今の状況を把握し、宿儺はマシュたちに即時撤退を呼びかけ、マシュや吉備真備たちもそれに応じ、地下鉄の駅ホームから脱出を計る出会った。

そして数多くいる敵からマシュたちを逃がす為、望月千代女は自身を囮に殿を務め、多数の敵に向けて自身のあるだけの攻撃で敵の進行を抑えていき、

マシュ、吉備真備、播磨局、両面宿儺(エリザベート)の4人は獄門疆に封印されたカルデアのマスターと負傷したバーヴァン・シーを連れ、

鬼の仲麻呂の身体にしがみつつ、駅の天井に開いている所から敵の包囲網から脱出するのであった。
―――――――――――――――――――――――

僧衣姿の男「ほう・・・殿を務めると言いつつ、あのマスターと同じく自らを犠牲に彼らを逃がすか・・・。それほど君たちに打つ手はなかったのかな?」

僧衣姿の男「それにその身に湧き出る大蛇の呪い・・・この呪いはおそらくヤマタノオロチのモノだと見受けられる。とすると君は・・・」

望月千代女「ああ・・・拙者は甲賀上忍、アサシン・望月千代女。それ以外にお前のような畜生に名乗る事はない。」

僧衣姿の男「甲賀の忍・・・・成る程、つまり君はあの甲賀三郎の子孫なのかぁ〜。それは会えて光栄だね。」

望月千代女「・・・お主の装い、お主は拙者と同じ日の本の僧侶と思われると思われるのだが、お主はいったい何者だ?」

僧衣姿の男「何者ねぇ〜・・・私に殺されるかもしれないというのにそんな事を聞いてくるとはねェ・・・」

僧衣姿の男「いや・・・死してもなお、マスターたちの安全を確保し、反撃の手を作る為に敢えてこの場所に残ったって言えばいいのかな?」

望月千代女「ツゥゥッ・・・‥」


スタッ、シュッ・・・


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