日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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396: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/12(木) 20:43:04.91 ID:cmg6+ATj0


小泉「……そうね。この施設の中にあるレジャープールで三人で遊んで、夢野ちゃんのマジックショーを三人で見て……。で、そのあと私がちょっとした用事を思いだして先に帰ったわ。……ひよ子ちゃんが左右田に告白したとしたらその時でしょうね。っていうかその時以外タイミングなんて無かったし」

日向「……そっか」

既に知っている事を、何も知らない本人の口から聞かされるというのは、なんとも居心地が悪いもんだ。罪悪感にも近いズーンとした重さと痛みが俺の胸の内を支配する。……ああ、それでも俺は言わなくてはいけない「あの考え」を。……きっとこれは、あの時の霧切の忠告を無視して、三人の後を追った俺への罰だ。


日向「……なぁ小泉」

小泉「……なに?」

小泉は、まるで俺が何を聞くかを悟っているかのような表情をしていた。


日向「俺は今からお前にぶん殴られて、散々罵倒されても仕方がない事を言うぞ」

小泉「……だから何よ」

日向「──西園寺だけじゃない。お前「も」左右田のことが好きだったんだろ?」

小泉「────────────────」

小泉は暫くの間シン──と眼を閉じて、それからあっさりとその眼と口を開いた。


小泉「……ええ、そうね。私も、ひよ子ちゃんと同じように左右田(アイツ)の事が好きだった」

そうしてあっさりと、自分が左右田に恋をしていたことを俺に告白した。


日向「…………」

小泉「機械整備の汚れでドロ塗れになって、それでも眼を輝かせて機材の整備をするアイツの眼と姿勢が好きだった。怖がりで臆病だけど、それでもクラスの皆の和と平を保とうと頑張る(主にツッコミ)あいつの質も嫌いじゃ無かった。貞操観念がシッカリしていて、「それはダメだ」って最後の最後には自分を御せるあいつの性根も好きだった……好きだったわよ」

日向「……なら「でもね」」

と、俺の言葉を遮って、小泉は話を続ける。




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