194: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:13:33.49 ID:6i2hW+Ne0
同時刻・“作戦”海域上空
《【ATLAS】より伝達、“一防”による総攻撃開始》
《各機反転。奴らの足を止めるぞ、爆弾はもう投げ終わってるだろうが機銃掃射で仕掛けろ》
195: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:15:06.25 ID:6i2hW+Ne0
(●゚ ゚●)《Swallow、了解。全機突入準備ヨシ》
《Elbow、ラジャー。
Elbow-01よりSwallow-01、我々が先導、“露払い”する》
196: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:15:53.01 ID:6i2hW+Ne0
(#●゚ ゚●)《何から何までありがとよElbow!
All unit, Attack Formation!! Go Go Go!!》
『ッ!? ル、ルォオオッ!!!』
197: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:17:11.05 ID:6i2hW+Ne0
《Lancer-05より【ATLAS】、戦闘海域を視認。まだ仕事が残っていたようで何よりだ》
《こちらJaguar-01、指定ポイントに到着。全くだ、燃料も国民の血税から賄っているからな》
《ならば同じ血税の塊である爆弾を無駄にしてくれるなよ。それとElbow及びSwallowも再攻撃に移る、コースに注意しろ》
198: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:18:08.50 ID:6i2hW+Ne0
《Swallow-02より【ATLAS】、本当か!?重巡リ級、空母ヲ級、戦艦ル級の“轟沈”事例は今のところ一度も確認されてないんだぞ!?》
《【ATLAS】よりSwallow-02、海没箇所を今なお注視しているが再浮上の兆候は見られず!
また、確信的なものではないが観測員が左半身の喪失と見られる現象を直前に目視したらしい、“轟沈”の可能性は極めて大と認む!》
199: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:20:03.86 ID:6i2hW+Ne0
.
200: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:20:54.25 ID:6i2hW+Ne0
「海洋調査用の“ブイ”を用いた、波浪・潮流情報による索敵。
レーダーに映らず直接ロックオンできないという深海棲艦の特性に世界各国は苦闘を強いられ、そして何とかその特性を覆そうと躍起になっていた。アメリカも、ドイツも、中国も、ロシアも、イギリスも、列強は総力を上げて艦上・航空レーダーの性能向上に邁進している。
………つい先日までは、我が国の防衛省もその一つだった」
201: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:22:57.69 ID:6i2hW+Ne0
「SBUに入隊したての、三等海曹。確か、本来ならまだ大学を卒業するかどうかの歳だったよな?」
「ええ、もう一人の“同期”共々大問題児としても有名ですが、一方でその切れ者ぶりは既に隊の内外で認められているとか」
「防衛大にそのまま進んでも良かっただろうに……そこまでの“アタマ”があるなら相当いいところまで行けたんじゃないのか?」
202: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:23:42.69 ID:6i2hW+Ne0
undefined
203: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/27(水) 23:24:26.42 ID:6i2hW+Ne0
「ただ、この戦術が人類全体の福音となり得るかと問われれば………」
「難しい、だろうな。前提条件として奴らを、特にル級やリ級といった“ヒト型”の足を止めるだけの潤沢な海上火力とこれらと連携を取れる強力かつ高練度の航空戦力が必須となる。
局所的には兎も角国土全域をカバーし得るほどの“それら”を用意できる国など、現在となっては米国を筆頭にロシア、イギリス、そして手前味噌になるが我々自衛隊ぐらいのものだ」
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