笠原「西村さんも好きになった」
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12:1 ◆wo2YGzppho[sage]
2023/06/05(月) 07:01:17.51 ID:J/mDQ71j0
そんな感じで私が呑気にスリスリしてると、西村さんは突然私の頭をがっちりと頭を掴んできた。
「何?どうかした?」
「す、スキンシップだから、いいよね?………チュッ」
────そして西村さんは、私のほっぺにキスをした。
「な、ななな…………///」
「その……おかえしというか、スキンシップのお礼というか………。えへへ……。」ニコッ
(か………かわいすぎでしょ!!)
心の中でそう叫んだ。だって、私が今まで見てきたものの中で、一番かわいかったから。
私は恥ずかしさのあまり唖然としてしまい、数分間場が凍った。
そして西村さんは私が呆気に取られているのを、ショックで黙り込んだと勘違いしたのか泣き出した。
「あ、もしかして嫌だった…?なんかさっきから黙りっぱなしだし………ごめんね。……ごめんね笠原さん…。」ポロポロ
「ちょ、ちょっと……、なに泣いてんの。ほら、こっち向いて。」
「うっ………うん…。…………ひっく……うぅ。」
西村さんの涙をポケットから出したハンカチで拭った。そして私は西村さんに忠告する。
「さっきも言ったけど……私はね、西村さんが好きなの!高田くんに負けないくらい!………忘れないでよね…。」
「う、うん。………わかった。」グスッ
西村さんが泣き止むと、私はお返しのキスをすることに決めた。
サッとスマホで意味を調べて、どこにするか悩んだ後、西村さんの首まで屈んだ。
「お返しのキスよ。ちょっと上向いて。………ちゅっ、はいおしまい。」
そして私は西村さんの首すじにキスをした。
「? ほっぺじゃないんだね?」
相変わらず鈍い西村さんに、私はヒントをあげた。
「キスってのはする場所によって意味も変わるのよ。気になるなら調べてみて。」
「そうなんだ。でもいい!笠原さんは大事な友だちだから!」フンス!
西村さんは続ける。
「───だから、きっと素敵な意味に決まってるよ。ね?」ニコッ
まるで高田くんも言いそうなことを言ってきたので、ふと呟いた。
「何か、似てきたなぁ…………///」デレデレ
「え?なにが?………というか誰に?///」カァァ
「誰かさんによ。そういうところ、似てるなと思って。」
「そうかな?」
天然ジゴロは素なのか、それとも高田くんに似たのか……。まあどうせ指摘しても、意味がわからなくて困惑するだけだろうから言わなかった。
「……ていうか誰かさんって誰のこと?」
「………そ、それより早く帰りましょう。ほら、もう暗くなってきたし。」
「あっ、うん。そうだね。」
うまく誤魔化し、私たちは下校した。もう冬なので既に夕日も沈んでいた頃だった。
「それじゃあ、また明日学校でね。」
「う、うん。…また明日。」


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