119: ◆CItYBDS.l2[saga]
2023/07/02(日) 00:07:58.86 ID:0geUM6AN0
「おおい、ここから出してくれ」
不安に耐えられず声を上げるも、誰に届くはずもない。失ったはずの心臓がドクンドクンと強く脈打ち、額から冷たい汗が落ちた。あまりの恐怖に気が触れそうになったその時、天から光がさした。その白く温かい光は、ゆっくりと僕の全身を優しく包み込んでいく。良かった、本当に良かった。一生ここに取り残されるのかと思った。この光は、きっと天からのお迎えに違いない。
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