【ミリマス】野々原茜「今は昔、プロちゃんというものありけり」
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15: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 21:53:36.37 ID:+2A2IV6OO



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以下略 AAS



16: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 21:54:08.62 ID:+2A2IV6OO
「今日はどういったご用事で?961のアイドルはいないようですが?」

「ふん。最近小生意気にも目立っているアイドルがいると耳にしてな。聞けば貴様の事務所のアイドルらしいじゃないか」

「…茜のことですか」
以下略 AAS



17: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 21:54:40.23 ID:+2A2IV6OO
ちょうどそこに撮影の終わった茜が戻ってきた。
俺の隣にいる見覚えのない人物に訝し気な目を向けている。

「ああ、この人は―」

以下略 AAS



18: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 21:55:11.99 ID:+2A2IV6OO
「……ナンセンスだ」

「…は?」

「実にナンセンスだ!これだから三流事務所は困るのだよ」
以下略 AAS



19: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:00:51.93 ID:+2A2IV6OO
「うーん。黒ちゃんには悪いけど茜ちゃん、移籍する気なんてこれっぽっちもないんだにゃ?」

「黒ちゃ…!?…コホン。聞けば私以外のところからも引き抜きのオファーが来ていたそうじゃないか。まあ、どこに引き抜かれようと私が手に入れる予定だったのだがね」

「なっ!?黒井社長、まさか貴方…」
以下略 AAS



20: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:01:30.82 ID:+2A2IV6OO
「…そういうことですので、今日のところはお引き取り願いたいのですが」

「…クックック」

「…はい?」
以下略 AAS



21: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:02:21.08 ID:+2A2IV6OO
「あのさー」

黒井社長が勝ち誇った様子で喋っているところに横槍を入れるように茜が口を挟んだ。その目は黒井社長をはっきりと捉え、一歩も引くまいという決意をはらんでいた。

「茜ちゃん、プロちゃんと一緒じゃないとアイドルやめるつもりなんだよね」
以下略 AAS



22: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:02:50.68 ID:+2A2IV6OO
「だから、どーしても茜ちゃんをプロちゃんから引き離しちゃうんだったら、今日で茜ちゃんのアイドル活動はおしまい!他を当たってね!」

「……わかった。今回はおとなしく引き下がろう。せいぜい我が961プロに来なかったことを後悔しながらそこの三流事務所であがきつづけるんだな。アデュー!」

そういって黒井社長はスタジオを後にした。


23: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:03:42.44 ID:+2A2IV6OO
「……茜。大丈夫だったか?」

黒井社長が去ったあと、俺の横で茜がかすかに震えていることに気付いた。
無理もない。この業界を牛耳っていると言ってもいい存在に真正面から啖呵を切って怖くないわけがないだろう。

以下略 AAS



24: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:16:36.21 ID:+2A2IV6OO
黒井社長の強引な引き抜きを阻止してからしばらくして、あれからも茜は万全な状態で快進撃を続けていた。
茜は並いるライバルを寄せ付けることなく、オーディションは連戦連勝。先輩方とも肩を並べるほどの活躍をしていた。

そして、ついに茜は単独ドームライブを開催するまでに至った。
明日のドームライブが成功裏に終われば、名実ともに茜はトップアイドルの仲間入りを果たすことになるだろう。


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