【ミリマス】野々原茜「今は昔、プロちゃんというものありけり」
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23: ◆OtiAGlay2E[sage]
2023/04/20(木) 22:03:42.44 ID:+2A2IV6OO
「……茜。大丈夫だったか?」

黒井社長が去ったあと、俺の横で茜がかすかに震えていることに気付いた。
無理もない。この業界を牛耳っていると言ってもいい存在に真正面から啖呵を切って怖くないわけがないだろう。

「へーきだよプロちゃん。…ありがとね」

茜は俺にもたれかかりながらニコッと笑ってみせた。
滅多に見ない、無理をして作っている笑顔だった。

「しばらくこのままにしてるから。ゆっくり休め」

俺に体を預ける茜の頭を優しく撫でてやると、くすぐったそうに茜は身を捩る。

「茜。まさか本当にアイドル辞めるつもりだったのか?」

「そんなわけないでしょ?茜ちゃんはずっとプロちゃんと一緒だよ?」

「はは。そうだよな」

そうして、俺は茜が落ち着くまで、彼女の頭を撫で続けた。


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