【シャニマス】ゼンマイリピート 七草にちか
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7:吹き矢[sage saga]
2023/04/07(金) 15:12:38.26 ID:laNpeqI/0
RRR r...
『はい、にちかです』
「今日はお疲れ、にちか。もう家か?」
『えー、なんですか? プロデューサーさんて束縛系ですかー? プライバシーなので答えたくないんですけどー』
 おいおい、確認するて前もって伝えてただろ。
「にちかぁ〜?」
『もぉー、分かってますよ! まだ着いてないでーす。家に』
「ん? 時間的には家にいる頃じゃないか?」
『え!? 把握してるんですか!? やば!』
「にちか、まさか?」
『違いますー。今日は玉ねぎと卵が特売だったので、駅前のスーパーまで買い物に行ってたんです! ふふーん、推理は大外れですね〜』
「そうか……そうかぁ。それはよかったよ」
『よくないんですけどー。プロデューサーさんが送ってくれれば、もう1つずつ、買えてたんですよねー。雨も降ってくるし、最悪ですー!』
 確かに、にちかの声に混じって雨粒が地面に落ちる音がする。買い物の荷物を持っての傘、か。重たいだろうし、少し不安だ。
「タクシー、使ってもいいんだぞ? 経費で落としてもらえれば『はい! そういう無駄遣いー! 歩ける時は歩く! これが一番ですので』
「無駄遣い、か……まぁ、とにかく路面は濡れてるだろうし、気をつけてくれよ」
『はーい! 分かってまーす!』
「じゃあ、明日もレッスン頑張ってくれ。あ! 確認はまた取るからな」
『えーーーー』「当たり前だろ。俺はプロデューサーだぞ」
『もー、わかりました。はい、分かりましたー! お疲れ様でー——「ははは、ああ、お疲れ……?」
 にちかが言い切る前に電話が切れてしまった。やはり荷物を持ちながら傘を刺しての通話は困難だったか。きっと携帯を落としてしまったのだ。
「すまん、傘を刺してるなら電話切るべきだったな。明日も頑張ってくれ。おやすみムキムキマーク、と」
 トークを飛ばしてみたが、既読はつかなかった。電源が入らないまでに壊れたか。
 これは向こうに帰ったらどやされるな。
 そう考えながらも、美琴と約束した体調管理を思い返し、今日は早めの睡眠につこうと、服を脱ぎシャワーへと赴いた。


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