【シャニマス】ゼンマイリピート 七草にちか
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5:吹き矢[sage saga]
2023/04/07(金) 15:11:16.31 ID:laNpeqI/0
最近はにちかと美琴の仲も良いように見える。以前にはない友情というか、付き合い方が生まれていた。二人ともお互いの力量をカバーし合う仲間として、力量を認め自分の経験値になるよう切磋琢磨し合うライバルとして良い関係を築けていた。仕事も順調だ。SHHisでのロケや雑誌撮影も増え、数ヶ月後にはまだまだ小さなステージだが、ライブもある。
 そんな折、こんなにも彼女達をよく見て、良く言ってくれるインタビューがあるのは、二人のモチベーションに強く響いただろう。
 SHHisはこれからだ。ここからだ。更なる飛躍がきっとある。
 まだまだ彼女たちが目指す限り、もっと強く輝いていける! 
 
 
 その日は、283プロの別ユニット・放課後クライマックスガールズの仕事で関西の方まで出向いていた。
 SHHisはあれから紆余曲折と何度か色々とあったが、それでもと日々邁進し、年内にはライブも決まった。今は日夜レッスンに励んでいた。
 美琴とにちかの二人は自分を追い込み、無茶をしてしまう悪癖があるので、スケジュールでのレッスン終了時刻には必ず電話を入れて確認をとっていた。勿論、トレーナーさんやはづきさんにもお願いし、スケジュールでSHHisの前にレッスンのあるユニットにも二人にはしっかりと釘を刺すよう伝言をしておいた。正直これでもまだ不安はある……。
 だが今は放課後クライマックスガールズの仕事がしっかりと終わることが大事だ。地方でのトークとライブ。小さなイベントだが、地域活性のためにも頑張りたいと彼女たちが意気込んでいるのを無碍にするわけにはいかない。
 現地に前日入りし、再度予定の打ち合わせやリハーサルを行うと、時刻は既に17時を回っていた。
 放課後クライマックスガールズの皆んなを食事に連れて行き、ご当地グルメに舌鼓を打つ。食べ盛りな子達の多い放課後クライマックスガールズは、元気有り余ってのワイワイガヤガヤとした食事で、気持ちのいい食べっぷりを見るのは眼福だ。彼女たちの旺盛とまで言える食事は個人経営での食事処の主人にも作り甲斐があるのだろう。先ほどから注文してない料理がしばしばテーブルに置かれていた。
 食事が終わった頃には外はもう暗く、時刻は19時半になっていた。まだ小学生の果穂もいる中、明日に疲労を残すのはよくない。急いで予約をしていたホテルに戻ると、明日のスケジュールを伝え、必ず体を休めるためにも早く寝ることと口が酸っぱくなるまで念を込めた。
 自分の部屋に到着したのは21時前だった。
 この時間だと既にSHHisのレッスンは終わっている。ただ無茶をする二人だ。念には念を入れなければ……。
 スーツのジャケットを脱ぎ、ハンガーにかけながら、まずは美琴に電話をした。


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