侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
1- 20
93: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:30:18.88 ID:E7iRZ/bz0

ランジュさんの言うとおり、サンダーの速さと火力に翻弄されて、防御で手一杯になり、攻撃をうまく通せるチャンスがない。

炎は通電性が高いため、感電しないように、防御策を通常の“かえんほうしゃ”ではなく、火球状にしているのは防御の手段としてうまく行っているが、これはあくまで防御のための技。

攻撃に転じるには、どこかで無茶を通さないといけない。

問題はどこで通すかだ。

だが──先に仕掛けてきたのはランジュさんだった。


せつ菜「……!?」


急に何かに引き寄せられるような感覚がして、身体が前のめりになる。

ハッとしたときには──目の前に風の渦が成長を始めていた。


せつ菜「まさか、“ぼうふう”……!?」


“ぼうふう”も“にほんばれ”状態では命中精度が下がる技だが──


 「ワォンッ…!!!」


風に引き寄せられ、ウインディの足が止まる。

それと同時に、


リナ『わぁぁぁ!!?』 || ? ᆷ ! ||

侑「り、リナちゃん!? 腕にくっついてて!?」
 「ブ、ブィィィ…!!!」

かすみ「と、飛ばされちゃいますぅぅ!!?」

しずく「かすみさん、頑張って……!!」

歩夢「栞子ちゃん! 私から離れないで……!」

栞子「は、はい……!」


背後から聞こえる、かすみさんたちの悲鳴。

気付けば洞窟内全体に強風が吹き荒れ始めていた──攻撃範囲が広すぎる……!


せつ菜「これじゃ……“にほんばれ”で命中が下がっても関係ない……!」

ランジュ「それだけじゃないわ」


直後──ポツポツと雨が降り始める。


せつ菜「ウインディ!! “にほんばれ”を!!」


私は“にほんばれ”を指示するが──


 「ワ、ワォン…」

せつ菜「ウインディ……!? どうしたの……!?」


“にほんばれ”が発動しない。


ランジュ「持久戦で、サンダーに勝とうとしたのが間違いだったわね! PP切れよ!」

せつ菜「PP……しまった、“プレッシャー”……!?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice