侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/11(水) 14:16:16.99 ID:mgX0GYuD0

ランジュ「はぁ……!!」


レックウザに向かって投擲した。

──が、


 「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!!!!」


レックウザが一際大きな鳴き声を上げると同時に、周囲に強烈な風が発生し、


ランジュ「きゃぁ……!?」


マスターボールを風で弾き飛ばした。


ランジュ「ちょっとぉ……!! 絶対に捕まえられるボールだって聞いてたんだけど……!!」

 「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!!!!」


直後、レックウザは大きく身をしならせながら飛翔し──風を纏いながら、猛スピードでこっちに向かって突っ込んできた。


リナ『“ガリョウテンセイ”!? 逃げて!?』 || ? ᆷ ! ||


リナちゃんが叫ぶ。

だけど、強風でまともに身動きが取れない中、突っ込んでくるレックウザに対して、私たちは逃げる余裕すらない。

そのとき、


せつ菜「ウーラオスッ!!!!!」
 「──ラオスッ!!!!!」

侑「……!」


せつ菜ちゃんが手持ちを出しながら、私たちの前に立つ──


せつ菜「“あんこくきょうだ”!!」
 「ラオスッ!!!!!!」

 「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!!!!」


気合いの掛け声と共に前に踏み出し──突っ込んでくるレックウザに向かって、ウーラオスが正拳突きを叩き付ける。

ウーラオスの強烈な拳によって、レックウザの攻撃の軌道を上に逸らすことには成功したが──


侑「わぁっ……!!?」
 「ブイッ…!!!?」

歩夢「きゃぁっ!!!?」
 「シャボ…!!」

せつ菜「くっ……!!?」
 「ラオスッ…!!!」


弾ける風のエネルギーによって、私たちは音ノ木の上から吹き飛ばされる。

強烈な風によって宙に放り出された瞬間、


侑「ウォーグル!!」
 「──ウォーーーーッ!!!!」

せつ菜「エアームド!!」
 「──ムドーーーッ!!!!」


私とせつ菜ちゃんは、ウォーグルとエアームドをボールから出し、それぞれのポケモンの脚を掴む。

それと同時に──



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