8: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/11(水) 14:15:17.49 ID:mgX0GYuD0
ランジュ「だから言ったのに……」
せつ菜「い、一体何が起こっているんですか……!?」
ランジュ「……烈空坐──龍神様のお出ましよ」
侑「龍神……様……?」
吹き荒れる風の中──
「──キリュリリュリシイィィィィィィ!!!」
侑「え!?」
せつ菜「なっ……!?」
歩夢「な、なに……!?」
そのポケモンは突然現れた。
緑色の巨大な体躯の──龍のようなポケモン。
「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!」
そのポケモンは現れると同時に、大きな鳴き声を轟かせながら、私たちを睨みつけてくる。
リナ『レックウザ……!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「レックウザって言うの……!? あのポケモン……!!」
せつ菜「まさか、本当に伝説のポケモンがいたということですか……!!!」
せつ菜ちゃんは心なしか嬉しそうだけど──歩夢は、
歩夢「……っ……!」
カタカタと身を震わせていた。
侑「あ、歩夢……? 大丈夫……?」
歩夢「あ、あのポケモン……ものすごく怒ってる……」
せつ菜「怒ってる……? 何にですか……?」
歩夢「……わ、わからないけど……とにかく、ものすごく怒ってるのはわかるの……」
ミア「そりゃま……寝覚めで機嫌が悪いんだろうね」
ミアちゃんが肩を竦めながらそんなことを言う。
寝覚めって……?
ミア「それよりランジュ……さっさとしてくれよ。このままじゃ、ボクたちまで吹き飛ばされかねない」
ランジュ「わかってるわよ。……レックウザ!!」
「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!」
ランジュ「貴方──ランジュのモノになりなさい」
そう言いながら、ランジュちゃんは──ポケットから紫色のボールを取り出した。
侑「あ、あれって……!?」
せつ菜「マスターボール……!?」
ランジュちゃんはそれを振りかぶって──
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