88: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:25:57.05 ID:E7iRZ/bz0
メガバシャーモを“ずつき”で追い払う。
ただそれ自体は大したダメージではなく、吹っ飛ばされたメガバシャーモは受け身を取ってすぐに起き上がり、片足を上げて特有の構えを取る。
ランジュ「……驚いたわ、“アイアンヘッド”にそんな使い方があったなんて……」
せつ菜「気付かれましたか……! さすがですね……!」
そう、ウインディは攻撃が当たる瞬間だけ、頭部を“アイアンヘッド”で硬質化して、攻撃を防いだ。
ランジュ「でも、そんな小細工いつまで続くかしらね……!!」
「バ、シャァモッ!!!!」
再び飛び出してくるメガバシャーモ。
恐らく次は──
せつ菜「飛び込んでくるように見せかけて」
「バシャッ…!!!」
せつ菜「ウインディの目の前で“フェイント”をしかけて、横から攻撃──」
私はトントンとステップを踏みながら、ウインディの左側に歩を運び──ウインディの目の前で、“フェイント”を掛けるメガバシャーモの重心が左に揺れたのを一瞬で判断し、
せつ菜「左!! “ねっぷう”!!」
「ワォンッ!!!!」
「シャモッ…!!?」
メガバシャーモに触れられる前に、ウインディの左側に放った“ねっぷう”で押し返す。
ランジュ「読まれてる……!? バシャーモ……!!」
「バシャッ…!!!」
メガバシャーモは後退りながらも、脚力をバネにし──“かそく”しながら、飛び掛かってくる。
だが、
せつ菜「“じゃれつく”!!」
「ワォンッ!!!」
「シャーーモッ…!!!?」
飛び掛かってくるメガバシャーモに向かって前足を振り上げ、巻き込むようにして叩き落とす。
前脚で押さえつけたバシャーモに向かって──
せつ菜「そのまま、“サイコファング”!!」
「ワォンッ!!!!」
牙を立てようとするが、
ランジュ「“けたぐり”!!」
「バシャモッ!!!!」
ランジュさんは咄嗟の判断で、“けたぐり”を指示──メガバシャーモは押さえ付けられながらも、脚を伸ばして、ウインディの後ろ足を薙ぎ払う。
「ワォンッ…!!?」
急な足払いを受けて、ウインディの体が傾いた瞬間、
「バシャッ!!!」
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20