86: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:24:15.44 ID:E7iRZ/bz0
かすみ「しず子……! あの岩光ってるよ!」
しずく「本当にありました……」
それと同時に──栞子ちゃんの手に持たれた宝珠が強く光る。
栞子「……“もえぎいろのたま”が……より強く反応しています。……ここが龍脈です」
せつ菜「まさに、ビンゴでしたね……!」
侑「ランジュちゃんたちは……」
辺りを見回してみるけど、特に人影はなかった。
恐らく、まだたどり着いていないのだろう。
せつ菜「となると、ここでしばらく待つことになりそうですね」
侑「そうだね」
かすみ「それにしても……あれ、なんで光ってるんですかね」
リナ『詳しい理由はわからないけど……“みずのいし”によく似た反応がある。自然エネルギーが蓄えられてるのかもしれない』 || ╹ᇫ╹ ||
歩夢「太陽の花畑のサンフラワーみたいな感じなのかな?」
リナ『恐らくは』 || ╹ ◡ ╹ ||
不思議な空間だった。
閉鎖的な空間ではあるけど……圧迫感はあまり感じないというか。
これも自然エネルギーが満ちているからなのかな……?
歩夢「なんだか……落ち着くね」
侑「……うん」
リラックスした気分になっていると──
ランジュ「──あーー! ランジュよりも早く着いてるじゃない!!」
ランジュちゃんの声が洞窟内で反響する。
栞子「ランジュ……」
ランジュ「もう! ミアがもたもたしてるからよ!」
ミア「はいはい……」
ランジュちゃんは遅れてきたのが悔しかったのか、ミアちゃんに向かってふくれっ面になる。
ミアちゃんは慣れっこなのか、適当に流しているけど……。
ランジュ「……まあ、いいわ。それじゃ、さっさと二戦目、始めましょうか。今度は誰が相手してくれるのかしら!」
そう言うランジュちゃんの前に、
せつ菜「……今回は私です!」
せつ菜ちゃんが歩み出る。
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