82: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:20:41.10 ID:E7iRZ/bz0
🎹 🎹 🎹
──フソウのコンテスト会場をすぐ傍に臨む中央公園のベンチで待っていると、
歩夢「侑ちゃーん!」
「イブイ♪」
侑「あっ、歩夢〜! こっちこっち〜!」
歩夢たちが私たちを見つけ、手を振りながら駆け寄ってくる。
かすみ「先輩たち、ここに居たんですね〜!」
侑「うん。3人とも出店回りは楽しめた?」
栞子「はい……! かすみさんにいろいろ教えてもらいました!」
かすみ「聞いてくださいよ〜……侑せんぱ〜い……せっかくかすみんが『トサキントすくい』のお手本を見せようと思ったら、歩夢先輩が全部すくっちゃって……」
栞子「あれは、すくうというより……トサキントたちに群がられていたというか……」
歩夢「私……近くにいただけなんだけど……」
「ブイ」
侑「あはは……歩夢、昔にもそんなことあったよね……」
歩夢「あ……もしかして、6番道路での花火大会のときのこと? 懐かしいなぁ……そのとき私、たくさんのトサキントにびっくりして泣いちゃって、侑ちゃんが泣き止むまでずっと手を繋いでてくれたんだよね♪」
侑「あったあった……」
あのときからすでに、歩夢のポケモンに好かれる体質は片鱗を見せていたということだ……。
かすみ「んで……しず子はまたヨウカン食べてるんだ。来るたびに食べてるよね」
しずく「だって、好きなんだもん。この絶妙な甘さと舌触り……いつか、シンオウに行ったら本場のを食べてみたいなぁ……」
しずくちゃんはそう言いながら、ベンチに座ってさっき買ってきた“もりのヨウカン”を食べている。
かすみ「……ん、確かにおいしけどさ〜……毎回同じのばっかで飽きないの?」
しずく「全然飽きないよ。はい、かすみさん、あ〜ん♪」
かすみ「あーん。……もぐもぐ……おいひぃ〜♪」
しずく「でしょ♪」
リナ『3秒前と言ってることが変わってる』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「あはは……」
栞子「それはそうと……せつ菜さんは、先ほどから何をされているんですか?」
栞子ちゃんがベンチから離れた場所で、立ったまま胸に手を当て、目を瞑っているせつ菜ちゃんを見て言う。
せつ菜「…………すぅー…………。…………ふぅー…………」
せつ菜ちゃんは、目を瞑ったまま、何度も深呼吸を繰り返していた。
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