52: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/14(土) 11:11:50.54 ID:p9JQiW5R0
歩夢「侑ちゃん……どうしよう……」
侑「……。……ねぇ、ランジュちゃん」
ランジュ「何かしら?」
侑「……もし、私たちがレックウザを捕まえるって言ったら、どうする?」
ランジュ「……なんですって?」
歩夢「ゆ、侑ちゃん……?」
歩夢が困惑した声をあげる。私はそんな歩夢に、目配せする。私に任せて、と。
ランジュ「ダメよ、レックウザは私が捕まえるって、もう決まってるんだから!」
侑「でも、レックウザは野生のポケモンだよね? 野生のポケモンなら、誰にでも捕まえる権利があるはずだよ」
ランジュ「それは……確かに、そうかもしれないけど……。でも、ランジュが捕まえるって決めてるの! 貴方たちが捕まえるのはダメよ!」
侑「でも、私たちも龍脈のエネルギーを集める手段を持ってる。早い物勝ちなのは構わないけど、ランジュちゃんに私たちを止める権利もないはずだよ」
しずく「──なるほど……」
しずくちゃんは私の意図にいち早く気付いたらしい。
しずく「もし早い物勝ちなんだとしたら……オリジナルの“もえぎいろのたま”を持っている私たちが、先にレックウザにたどり着くことになりそうですね、侑先輩♪」
侑「うん」
ランジュ「ちょっと待って!! それは困るわ……!! それこそ平等じゃないじゃない……!!」
侑「だから、こうしない? レックウザを捕まえるのは──より強いトレーナーが相応しいと思う」
ランジュ「……貴方たちがランジュよりも、優秀なトレーナーだって言いたいの?」
侑「それを決めようって話。私たちと戦って、強い方がレックウザに挑戦する権利を得る。どうかな」
ランジュ「……いいわ。その話乗ってあげる」
ミア「ランジュ、いいのかい?」
ランジュ「どうせ私が勝つわ。全員相手してあげるから、まとめて掛かってきなさい」
ランジュちゃんは自信満々に言うけど、
せつ菜「さ、さすがにそれは出来ません……! 戦うなら一人ずつにしましょう!」
せつ菜ちゃんが困ったように声をあげる。
かすみ「ちょ……せっかく全員で戦えそうなのに……!」
しずく「かすみさん、ポケモンバトルで強い方を決めるならフェアに行かないと、めっだよ?」
しずくちゃんの言葉を聞いて、今度はミアちゃんが口を開く。
ミア「フェアって言うけど……まさかランジュと5人がそれぞれ戦って、そのうち1人でも勝ったらランジュの負け、なんて言うんじゃないよね」
ランジュ「別にランジュはそれでもいいんだけど?」
ミア「いや、ダメだ。ボクの育てたポケモンを使う以上、そのルールは認められない」
確かにミアちゃんの言うとおり、私たち全員が順番に戦って1回でも勝てば、こちらの勝ちなんてルールだとランジュちゃんが不利になりすぎる。
侑「こっちには5人のトレーナーが居るから、1人1戦ずつ……全部で5戦のうち、3勝した方が勝ちって言うのはどうかな」
ミア「……いいだろう。ただ、使用ポケモンは3匹でいいかな? ランジュはボクが育てたポケモンを使うんだけど、ボクのポケモンは基本的に3vs3のルール用にチューンされてるんだ。6vs6用のポケモンだと準備に少し時間が掛かるんだけど……」
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