侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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40: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/13(金) 12:36:21.64 ID:fZboHQww0

花丸「いつかその本に記されたことを求めてやってくる人がいると思ったからかな。……本は誰かに伝えるためにあるもので、それが失われるのが嫌だったから」

栞子「花丸さん……」

花丸「だから、その本たちがちゃんと必要としている人たちに届いたみたいで安心ずら♪ ちゃんと読んであげてね」


そう残して、花丸さんは小部屋から出て行くのであった。





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隠し部屋の中にはたくさんの本が所狭しと詰め込まれていた。

私たちはそれを1冊ずつ手に取って中を確認する。


かすみ「……ねーねー」

しずく「何?」

かすみ「かすみんたち……宝珠を探しに来たんでしょ? 本読んでる場合なの?」

栞子「恐らく……今、宝珠がどこに行ったのかも記されていると思います。それに……ここに記されていることは、私たち翡翠の民でも知らなかったようなことが記されています……。……今、全て読むのは不可能かもしれませんが、ある程度目を通しておいて損はありません」

かすみ「しお子は真面目だなぁ……」

せつ菜「……いえ、栞子さんの話を聞いていて思ったのですが……私たちの歴史は思った以上に、誰かの意思によって都合のいい形に事実を塗り替えられている気がします。私たちも、この地方で何があったのか……知るべきなのかもしれません」

栞子「……そうですね。龍神様を追う以上……皆さんも龍神様と、この地方にあったことを……知っておいた方がいいのかもしれません」


栞子ちゃんはそう言って私たちの顔を順に見回す。


栞子「過去に、この地方で何があったのか……龍神様と人間の間に何があったのか……翡翠の民がどうして龍神様との間を取り持っていたのか……それをお話しします」


そう前置いて、栞子ちゃんはオトノキ地方の歴史を話し始めるのだった。





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栞子「この地方はディアンシー様が各地に輝きをもたらしたことから始まった輝きの地方と言われています」

せつ菜「もともとは今で言うところのローズシティ以南がオトノキ地方だったんですよね? ウテナは最近出来た人工都市ですし、ヒナギクとクロユリは元は独立した集落だったと聞いたことがあります」

歩夢「オトノキ地方で特に古い町って言うと……アキハラ、ウラノホシ、コメコ、ダリアだったかな……。セキレイとかローズが発展したのは結構最近だったって聞いたことあるかも」

栞子「はい。そして、その地方の中で人々はディアンシー様に貰った輝きを糧に発展していきます。ディアンシー様の光は人々やポケモンの心を勇気付け、そのエネルギーによって、地方の中心には雲よりも高い……大きな大きな樹が時間を掛けて成長していきました」

侑「それが音ノ木だよね」

栞子「そうですね。……そして、音ノ木の頂上には、いつしか龍神様が住みつくようになりました」

かすみ「龍神様って、もともとこの地方に居たポケモンじゃないんだ」

栞子「はい。龍神様はもともと成層圏に生息しているので……標高の高い音ノ木は龍神様にとって、居心地がよかったのでしょう。そんな神様たちのもとで……音ノ木を中心とした輝きの地方は、オトノキ地方と呼ばれるようになります」

歩夢「そこまでは、ディアンシー伝説でもあったよね」

栞子「そして、このオトノキ地方を統治していた方たちが、後にダリア王家となります。そして、地方全体が一つの共同体として纏まりを見せ始めた時期に……事件が起きます」

しずく「ディアンシーを巡って……戦争が起こった」

栞子「そのとおりです。ディアンシー様の光は、今で言うヒナギクの辺りには届いていませんでした。さらにヒナギク以北……グレイブマウンテンの向こうには大きな国があったそうです」



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