3: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/11(水) 14:11:37.24 ID:mgX0GYuD0
侑「急にどうしたの!?」
歩夢「良いお話って……?」
せつ菜「ああ、そうでした! 私、今からある場所に向かおうと思っているんですが、せっかくなので侑さんと歩夢さんもお誘いしようと思いまして!」
侑「ある場所……?」
「ブイ?」
リナ『どこなの?』 || ╹ᇫ╹ ||
せつ菜「それは移動しながら、お話しします! 旅の準備をしてください!」
侑「わ、わかった……!」
私はバタバタと部屋へ戻っていく。
侑「って、あれ……!? ボールベルトどこ置いたっけ……!?」
リナ『だらけていた弊害が……』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
「ブイ…」
侑「あ、歩夢〜!! 手伝って〜!!」
歩夢「もう侑ちゃんったら♪ 今そっち行くから〜」
せつ菜「ちゃんと待っていますので、焦らず準備してください♪」
私は歩夢に手伝ってもらいながら、慌ただしく旅立ちの準備を始めるのだった。
🎹 🎹 🎹
侑・歩夢「「──伝説のポケモンを探しに行く?」」
せつ菜「はい!」
南方面に向かって空を飛びながら、せつ菜ちゃんが私たちに話し始める。
せつ菜「半年前の戦い以降、この地方には何度かウルトラホールが開いたことがあったのは聞いていますよね?」
侑「うん。特に事件直後は、結構頻繁に開いてたんだよね」
リナ『私たちが行ったり来たりしてたからね。その影響でホール自体が少し開きやすくなってた』 || ╹ᇫ╹ ||
その影響で、事件収束直後もジムリーダーたちは町の護衛に大忙しだったし……私たちも何度か、ウルトラビーストの撃退に駆り出された記憶がある。
歩夢「でも、最近は落ち着いてきたんだよね……?」
せつ菜「はい。今では通常の頻度まで戻ったと伺っています」
侑「それと……伝説のポケモンを探しに行くことが関係してるの?」
せつ菜「はい! 実は、そのウルトラホールから……ファイヤーが飛び出してきたという噂があるんです!」
侑「ファイヤー? ……ファイヤーってあの……?」
「ブイ?」
リナ『ファイヤー かえんポケモン 高さ:2.0m 重さ:60.0kg
夜空 さえも 赤く するほど 激しく 燃え上がる 翼で
羽ばたく 伝説の 鳥ポケモン。 昔から 火の鳥伝説として
知られる。 姿を 見せると 春が 訪れると 言われている。』
せつ菜「はい! そのファイヤーです!」
侑「ど、どういうこと……?」
てっきりウルトラホールから飛び出すポケモンは、ウルトラビーストしかいないんだと勝手に思っていたから、まさに寝耳に水な話だった。
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