268: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/22(日) 22:35:06.03 ID:WJlAx85d0
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さて……全てに決着がついたあと──かすみんはしず子と一緒に、また二人で旅をしています。
かすみ「はふぅ〜……温泉気持ちいいし、ご飯もおいしいし……ウラノホシタウン最高〜……」
しずく「ふふ♪ よかったね♪」
オトノキ地方の端の端にある町ですけど、温泉旅館で有名って話を聞いてから、ずっと来てみたいって思ってたんですよね!
かすみんの睨んでいたとおり、最高の時間を過ごさせてもらってます。
「ゾロアーーク♪」「リムオン♪」「グマァ♪」「ニゴー…」「ダストダァ♪」「…カイン」
「ロズレイ」「ベァァ♪」「ガァァ♪」「サナ」「インテ…」「……♪」
旅館のお部屋でおいしいご飯を食べて元気に鳴くポケモンたち。
サニゴーンやジュカイン、インテレオンなんかは反応こそ淡泊なものの、表情は満足気です。
バリコオルはもともと無口なポケモンですけど、無言で小躍りしてるくらい。
どうやらポケモンたちにも大好評みたいです!
かすみ「ここに住みた〜い……」
しずく「それじゃ、何泊かしていく?」
かすみ「でもでも、明日はローズで新しいスイーツが出るんだよね……それも買いに行きたいし……。あ! いい加減ダリアで、にこ先輩にリベンジもしなくちゃ……!!」
しずく「ふふ♪ 大忙しだね♪」
しず子はかすみんの話を聞いて、嬉しそうに笑う。
確かに、行きたい場所は山ほどあります。
いろいろ見てきたけど……それでも、まだまだかすみんは旅をし足りないくらいです。
ただ……。
かすみ「しず子は、どこか行きたい場所とかないの?」
しずく「え?」
かすみ「なんか、かすみんが行きたい場所にばっかり付き合わせちゃってるから……」
行き先はほぼ全てかすみんが決めていて……それなのに移動はしず子のアーマーガアにお願いしちゃうことも多いから、ちょっと申し訳ない気持ちもあります。
かすみ「次はさ、しず子の行きたい場所に行こうよ! かすみん、どこでも付き合うからさ!」
そう提案する。だけど、しず子は──
しずく「うぅん、大丈夫」
首を振る。
かすみ「え、えぇ……? 遠慮しなくていいんだよ? 私としず子の仲でしょ?」
しずく「うぅん、そうじゃなくてね」
かすみ「?」
しずく「……私──行きたい場所には、ちゃんと行けてるから、大丈夫なの」
かすみ「へ?」
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